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【FutsalWC 観戦記 #2】遠征の醍醐味…!観光も楽しまなくちゃ! in Lithuania

執筆・撮影:maaya
Special Thanks:五十嵐メイ
編集:タケゴラ

#1はこちらから!

こんにちは!maayaです!

サポーターの方なら共感してくれる方も多いかと思いますが、遠征の醍醐味といえば...

そう!観光です!

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初めて行く土地や普段あまり行くことのない土地での観光はとてもわくわくしますよね!とは言っても、コロナ禍。あまり自由にあちこち行くことが出来ないのが現状です。

そこで、今回はリトアニアの首都・ヴィリニュスの街並みとリトアニアに行ったら外せない郊外の観光スポットを2か所ご紹介したいと思います!

世界遺産の街・首都ヴィリニュス

リトアニアの首都で最大の都市・ヴィリニュス。

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ヴィリニュスは13世紀にリトアニア大公国の王・ミンダウガスの居城の一つとして城が築かれた事を機に、後に首都として機能するようになりました。

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旧市街は欧州最大級の規模で知られており、美しい歴史的・文化的建造物が集積されています。

1994年には「ヴィリニュス歴史地区」としてユネスコの世界文化遺産に登録。指定地区にはルネサンス様式やバロック様式などの建物が立ち並び、中世にタイムスリップしたかの様な美しい街並みが広がっています。

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ヨーロッパの多くの街並みで見られる石畳ですが、ここヴィリニュスも石畳の細い迷路のような路地がたくさんあります。

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試合日に日本代表のユニフォームで街を歩いているとおじさまに写真撮ろうか?と声を掛けられ撮って頂いた一枚。見事に中世にタイムスリップしたかの様な一枚になりました。笑

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旧市街を代表する歴史的建造物が集まる大聖堂広場

旧市街を代表する歴史的建造物が集まっている大聖堂広場には、ヴィリニュス大聖堂・鐘楼・リトアニア大公宮殿とゲディミナスの像が建っています。

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ヴィリニュス大聖堂は、リトアニアにおける最も重要なカトリック教会とされており、13世紀半ばリトアニアを統一した王が十字軍騎士団の圧力から逃れるためキリスト教に改宗した際に建てられ、18世紀に現在の姿に改築されました。

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ギリシャ神殿を彷彿とさせる6本のドーリア式円柱をもつヴィリニュス大聖堂は内部も白に統一されています。

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大聖堂の隣にあるリトアニア大公宮殿とその前に建つリトアニア大公国の君主・ゲディミナスの像。

宮殿は現在、博物館になっており、王宮についての展示物や歴史を感じられる遺跡からの出土品が展示されています。

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大聖堂広場の裏手には13世紀に建てられたゲディミナス城があります。丘の上に建てられており、ここからはヴィリニュスの旧市街が一望出来る絶景スポットなのですが、あいにく滞在中は天気が悪く...、登りませんでした。

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非公認の独立国家!?ウジュピス共和国

旧市街の東側にあるウジュピス共和国。共和国と言っても正式に独立国家として認められているわけではありませんが、1997年にリトアニアから独立を宣言した地区です。独自の憲法まで作られています。

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ウジュピスというのはリトアニア語で「川の向こう」という意味で、旧市街の東側に流れるヴィルネ川に架かる小さな橋を渡った先にウジュピス地区が広がっています。入口にはウジュピス共和国の入口を示す標識が立っているユニークな地区です。

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ふと、ウジュピスに入る橋の下を覗いてみたらブランコがぶら下がっていました。これどうやって乗るんだろ…?笑 足は濡れてもしょうがない!って感じなのかな…?それにしても耐久性に不安のあるブランコでした。笑

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この地区は昔、ヴィリニュスの中でも治安の悪い地域で、橋が架けられるまでは旧市街と隔離された場所だったそうです。

橋が架けられた後も旧市街のように発展することはありませんでしたが、次第にその独特の雰囲気を気に入った芸術家たちが住み着く様になり、「ヴィリニュスのモンマルトル」とも呼ばれる地域となりました。

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街は様々なアートで溢れており、至るところにウォールアートなどがあります。

また、街の中心には天使の像が建っており、周辺にはレストランやカフェなどが立ち並んでいます。

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ウジュピス共和国に渡る橋にもたくさんの南京錠が付けられていました。どこの国に行っても思うのですが、この文化はなぜか万国共通なんですよね。

その南京錠で有名なのはフランス・パリのセーヌ川に架かるポンデザール橋。南京錠の数が増えすぎてフェンスの一部が壊れた話がニュースになったほどです。この橋はまだまだ大丈夫そうですね!笑

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リトアニアの古都トラカイの湖畔に浮かぶトラカイ城

続いて、郊外観光です!
まずは、私たちが滞在2日目に行ったトラカイ城!

トラカイはヴィリニュスの西28km、森と湖に囲まれた小さな半島に位置する自然豊かな場所で、14~15世紀にはリトアニアの首都となった街です。

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トラカイ城へは旅行会社によるツアーの催行もありますが、郊外と言えどヴィリニュスからほど近い場所にあるので電車やバスを利用して個人で行くことが出来ます。

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今回はヴィリニュスのバスターミナルからバスで行ってみました!

バスターミナルはヴィリニュス駅から道を挟んで隣にありますが、入口が少し分かりづらい建物なので時間に余裕を持って行かれる事をおすすめします。

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バスターミナルのチケット売り場兼待合室に到着。カウンターでトラカイまで行きたい旨を伝えます。

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無事にチケットを購入することが出来ました!トラカイまでは2.20€(約290円)です。

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チケット売り場の横に時刻表がありましたが、かなりのバスの本数です。

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私たちが予約したバスは29番乗り場から出発するこのミニバス。ヴィリニュスを出発し、ヴィルカヴィシュキスという街が終点のバスです。

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ヴィリニュスのバスステーションからトラカイのバスステーションまでは約25km、約40分程で到着します。20人乗れるバスの乗客はたったの5人でした。

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バスに揺られてトラカイのバスステーションに到着。ここからトラカイ城までは歩いて30分程です。30分くらいなら余裕で歩けると思っていましたが、この日はあいにくの雨。しかも、めちゃくちゃ寒い!!

実はこのトラカイ、冬になるとマイナス10℃前後の日が続き、雪が降り、湖が凍るような場所。既に真冬かと錯覚する程の寒さで凍えながら、ひとまずお昼を食べにレストランへ行き、そこからタクシーで向かうことに。タクシーに乗ると約3分程で到着。一瞬でした。笑

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こちらがトラカイ城の正面。低層ではありますが、THE 中東欧!って感じのお城ですね!

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湖に浮かぶトラカイ城はリトアニア大公国の本拠地として、軍事・政治の中心地として14世紀に建設されました。

しかし、1410年のグルンヴァルトの戦い後、トラカイ城は軍事的重要性を失うことになります。その後は夏の別荘として、そして、処刑場や牢獄としても使われていたそうです。

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中庭には、大砲や処刑に使われたであろう器具が展示されています。

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現在は博物館になっており、当時の衣装や調度品が展示されていてリトアニアの歴史を学ぶことが出来ます。

十字架だらけの十字架の丘ツアー

郊外観光2か所目は、私たちが滞在4日目に行った十字架の丘!

十字架の丘はリトアニアの北部、ラトビアとの国境に程近い場所にある巡礼地で、数えられない程の無数の十字架が置かれています。また、2001年には『リトアニアの十字架の手工芸とその象徴』のひとつとしてユネスコの無形文化遺産の代表一覧表に記載された場所でもあります。

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ヴィリニュスから車で約2時間半、北部のシャウレイという街の近くにあります。自力で行くには交通の便が悪いため、Viatorの終日オプショナルツアーを利用していくことにしました。

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オプショナルツアーではまず、途中のウクメルゲという街にある記念公園に立ち寄りました。

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この公園では林の中をお散歩する軽いハイキングコースのようなところに、約10m間隔で様々な色や形の大きな十字架がたくさん建っています。

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先日、リトアニアに一緒に行った五十嵐メイさんが草を食べることになった話という記事を書いていた場所がこの公園です。笑

公園を散策し、いよいよ目的地の十字架の丘です!

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到着してみると、あれ...?全然丘じゃなくない...??というのが最初の感想でした。笑

「十字架の丘」というくらいなので全体が小高い丘になっているのを想像していましたが、実際は十字架が置かれている所だけが小さな丘になっており、丘に十字架が刺さっているような感じでした。

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1795年、リトアニアはロシア帝国の領土下に置かれることとなり、ポーランド人とリトアニア人はロシアに対抗して2度の蜂起を起こしました。

この2度に渡る蜂起における反乱兵の家族が、彼らの遺体のかわりに十字架を丘に建てたことがこの十字架の丘の始まりと言われています。

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十字架と一言で言っても大小様々な十字架が所狭しに並んでおり、十字架だけではなく、マリア像やイエス・キリストの肖像画なども置かれていました。

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中には日本語で書かれたこんな十字架も。富士山に建てられたと書いてあります。富士山にも同じ十字架が建ってるってことなのかな…?

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小さな丘の部分は階段になっていてその両側に大量の十字架が置かれています。

どうだったでしょうか…?
リトアニアに行ったら外せないヴィリニュスの世界遺産の街並み、郊外の観光スポット2か所をご紹介しました。気になる場所はありましたか??自由に海外旅行に行ける様になったらリトアニアも候補地の一つとして検討してみてください!

次回は、いよいよこの旅の目的!フットサルワールドカップの試合観戦です!!

では、お楽しみにー!!

書いた人

maaya
静岡県出身。旅行会社勤務。伊豆のSTAR⭐内田篤人が入団した2006年から鹿島アントラーズを応援。サッカー×旅を追求し、サッカーのためなら世界中どこまでも✈ 内田篤人は神様❤ 推しは安西幸輝⭐ マイブームはフットサル⚽
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