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私にとっての国立競技場、今までとこれから。
こんにちは、試合運営チームの武藤です。
「Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ」に向けたSNS企画「#鹿島国立」、連日たくさんの投稿をいただき、ありがとうございます。今回のnoteは、クラブスタッフが書くシリーズ第4弾として、私にとっての国立競技場をご紹介したいと思います。
聖地、国立競技場
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私にとっての国立競技場とは何か、としばらく考えてみて、月並みかもしれませんが「聖地」という言葉が思い浮かびました。
もちろん同時に「カシマサッカースタジアムこそが聖地ではないか?」という思いも脳裏をよぎったのですが、あくまで私の感覚として、カシマスタジアムは慣れ親しんだホーム(皆の家)で、国立競技場は一発勝負の決勝など特別な試合を行う場所という印象が強くあります。
そんな国立競技場での思い出はマッチデー・ノンマッチデーを問わず数多くありますが、私の思い出の試合をいくつか挙げていきたいと思います。
(思い返していたらほぼ全ての試合で何かしら思い出があったため、3試合に絞りました)
2001年1月1日 第80回天皇杯全日本サッカー選手権大会 決勝 清水エスパルス戦
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私がアントラーズにのめり込むきっかけとなった試合です。
この日、延長戦に入った直後の小笠原満男選手(現アカデミーTA)のVゴールでアントラーズは前人未到の3冠(同一シーズンでの国内3大タイトル制覇)を達成しました。
このゴールは、今でも鮮明に覚えています。
実は当時、少年時代の私はあまりサッカーには興味がありませんでした。
そんな中で偶然、この3日前に行われた準決勝とこの決勝を観戦した私は、以降アントラーズの情報は本やWebを問わず逐一チェックするようになりました。それが高じて、オフィシャルショップに行き、次は試合観戦、その次はクラブハウスの練習見学へ...といった形でどんどんのめり込んでいきました。
この試合はそんな人生の転機だと思っています。
2011年4月19日 AFCチャンピオンズリーグ2011 グループステージ第4節 水原三星ブルーウィングス戦
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東日本大震災による未曽有の被害により、この年のACLグループステージは対戦節を大きく入れ替え、前半3試合をアウェイ、後半3試合をホームで戦う日程でした。
この試合はアントラーズの震災後初のホームゲームとして、大きな被害を受けて使用不可能だったカシマスタジアムに代わり国立競技場で開催されました。さらに、通常はナイトゲームで開催される平日の試合でありながら、震災の影響による電力不足にも考慮して日中のキックオフとなったほか、開放スタンドを制限して実施されました。
試合は強固な守備陣形を引く水原三星に対し、ホームで1-1の悔しい引き分けとなりましたが、震災から1か月余りでチーム活動もままならない中、クラブに関わる全員の思いや気迫、言葉にならない様々な感情が伝わってくる、そんな一戦でした。
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2021年1月1日 天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会 決勝 ヴィッセル神戸戦
私がクラブスタッフになって初めて挑んだ決勝でした。
結果は0-2で敗戦。現在、これがアントラーズの新国立競技場での唯一の試合結果となっています。
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国立競技場で繋ぐ歴史
スタジアムというのはどんな競技でも、そしてどの国に行っても独特の空気感があります。
その中でも国立競技場は、他国のナショナルスタジアムと比べても特別な雰囲気を感じる場所です。
そんな国立競技場には、これまでいくつもタイトルを取ってきたアントラーズとは切っても切れない関係があると思っています。そしてその裏で同じくらい、悔しい思いもしている場所です。(個人的には、そういった試合の方が記憶に残っています)
今回、過去を振り返ってみて、以前の国立競技場でのアントラーズの姿は鮮明に焼き付いていますが、現在の国立競技場での雄姿はこれから築いていかなければいけないと改めて認識しました。
新国立競技場でのアントラーズとしての第一歩、そしてこれからのアントラーズの未来へ向けた第一歩のため、今週末の試合では多くのファン・サポーターの皆さんと一緒に戦えれば嬉しいです。
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国立競技場で開催する名古屋戦はいよいよ今週末にせまりました。皆さんもぜひ、ハッシュタグ「#鹿島国立」を付けて国立競技場での思い出を投稿してみてください。
それではまた、次回のnoteで。
5月14日(日)国立競技場で開催する名古屋戦のチケット購入は「鹿チケ」から。
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