飛び飛び遡り日記4 23/12/24〜24/1/6
1/6(土)
年越し前後のあれこれで、日記を書いた日・書いていない日が入り混じり、「空白の日は後で埋めよう」と思っているうちに面倒さが募って、危うく14日坊主になるところであった。
昔からこの手の完璧主義のせいで、途中放棄して色々無駄にしてきた気がする。
そういえばnoteを始めた2020年3月ごろは、「毎日記事を書く」を目標にして仕事の休憩時間も使って1万字以上書く日もあったが、200日前後くらいで更新をスポンと忘れた日があって、それからしばらく書くこと自体途絶えてしまったのだった。
日記は時に空白が生じても良しとして、再開することにする。
そこで今回はiPhoneのメモ帳に残っている記録を、遡ってコピペしていくことにする。
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1/4(木)
マッチングアプリで「会う前に通話したい」という奴が嫌いだ。
まず、電話が嫌いである。
昔は主に母親相手に数時間長電話して(主に前職の、教員時代の)愚痴を垂れていたこともあったが、事務連絡もできる限りメールでしたいほうだ。
そのうえ婚活だのなんだのでそう言ってくる男は、確実に「手間と交通費を惜しんで品定めしてやがるな、こいつ」という感じがするからである。
その点、コロナ禍真っ最中でも「ファーストコンタクトは原則、対面で」という姿勢を貫いていた結婚相談所のやり方は評価できるな、と思う(それ以外が気に入らなくて短期でやめたが)。
電話と直接会うのとだと、やはり印象も異なる。
そもそも、電話の声なんてのは本人の声そのままではなく、似た音声パーツの組み合わせらしいではないか。
——と、グダグダ書いたが、今回は三つくらい隣にある県の年下男子で「京都が好きなアニオタで、いずれ京都に移住したい」とプロフィールに書いている人からの誘いだったので、「まず電話デート」も良しとした。
仕事終わり、適当な自炊飯を食べてから、事前の約束通り電話してみた。
が、残念ながら電話でなかったとしてもこれ以上続けるのは厳しい感じの人だった。
私(母親の言いなりかよ。マザコンか?)
私「ああ、私も株はいくつか持ってます。優待目的の銘柄ばかりですけど」
私(何だよ、「えっ」て)
「へえ〜すご〜い!」とか言ってほしかったんだろうか。
こちとら平日の昼休みには必ず株アプリ開いて、ヤフゥファイナンスとかの掲示板サーフィンしとるわ。
(まだまだわからんことだらけではあるが。空売りでどうのこうのとか)
その後も、なんだか特に盛り上がりもせずに終わった。
「来週京都行きますんで、会いましょう」とか言うなら続けてもよかったが、電話とメッセージだけで関係を続けられるほどの魅力は感じず。
つか何だよ、「えっ」て。
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12/28(木)
仕事納め&コロナ禍の影響で確か4年ぶり?の職場の忘年会に参加した。
基本的に酒の席は頬の筋肉がひきつる(防衛機制でガラスの仮面の如く笑顔が張りつく)ので嫌いだが、今回は自分より年上女性ばかりのテーブルに配属されたので楽ちんであった。
サラダの取り分けとかクソがつくほど嫌いだが、そういうお役目をいつも率先してやってくれる方もいたので、自分は皿下げと「次は何飲まれますか〜」の声かけ係に徹したのだった(こういう雑用は抵抗なくやれる)。
その席で、十数年にわたってわが社の編集部のお局として君臨していた(そして今年、会社の制度の変わり目を機にあっさり退職した)人が、退職直前に20年連れ添ったパートナーと離婚していたという話を聞いて、「ええ〜っ!?」と皆で驚くなどした。
その人は最終出勤の日に、
「みなさんまだお若いし、会社の制度が変わって不安も多いかもしれないけど、まあ人間、何があっても生きていけるから大丈夫よ」
という言葉を残して、颯爽と去っていったのだった……。
「おしどり夫婦らしい」と有名だったんだがな……まあ、たとえ結婚したって人は一人で生きていくものなんだな。
と思った。
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12/26(火)
昨日の件はあっさり解決した。
拳を握りしめて上司に質問しにいったら、上司が経理の人を呼び、経理の人から「会社の制度が変わったので、表示の仕方が変わっただけで、総額は別に減ってませんよ」と言われて拍子抜け。
一方、仕事納めに向けて忙しくなってきたタイミングで、副業依頼が重なる。
「ありがたいが、何で皆、息を合わせるかのようにいっぺんに依頼してくるんや???」
というのは多い。
年齢も居住地も、全く無関係なお客様がたなのに。
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12/25(月)
クリスマスどころではなかった。
今年、会社の制度が大幅に変わって(他の会社と合併して)から初の「賞与」の明細を見たら、謎の減額(−50,000円という感じで)が表示されていた。
おそるおそる同僚に確認したところ、同じ部署の正社員は一律同じなようだ。
そしてこんな日に限って上司が振休をとっている!
明日、朝一番で上司に説明を求めるぞ……搾取は許すまじ……!
というプロレタリア精神に燃えていた一日であった。
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12/24(日)
アプリでマッチして、3回目デートを終えた男子からこんなLINEが来た。
……ご心配、どうもありがとよ。
今のアプリ歴は2年以上、人数も他アプリと合わせて200人くらいは会ってると思うがな。
ボイスレコーダーと催涙スプレー(中東に派遣される兵士も持ってるという米国製)は常にバッグに忍ばせてるけどな。
まあ公称「アプリ数ヶ月め」の振る舞いへの評価として受け取っておこうではないか。