パチンコ依存症患者が新社会人へ贈るギャンブルとの付き合い方についてあれこれ【ホワイト企業編】
お世話になっております。絶賛禁パチ継続中のコハラです。
春ですね。4月ですね。
新社会人が旅立つ時期になりました。
パチンコ依存症の僕から、新社会人の皆様へギャンブルとの付き合い方についてあれこれお伝えしたいこと雑多に書いていきます。
ホワイト企業へ就職した皆様へ
ホワイト企業へ就職できた皆様。
おめでとうございます。
「いくらホワイトでも年収が低いからな~」
とか思っている人もいるかもしれません。安心してください。
ブラック企業も基本はほとんどクソみたいな年収です。
というか日本の企業の多くが年収クソです。ホワイトなだけマシだと思うべきです。
さて、すでにギャンブルを経験している人、ギャンブル未経験の人、いずれにしても、皆さんがいま置かれた“ホワイト企業勤め”という環境が、ギャンブル的にはどういう状況なのか説明します。まずそこを理解して下さい。
周囲からの誘惑は少なめである
パチンコなどのギャンブルの入り口として多いのが
「先輩・上司に誘われて」「同僚に誘われて」
など、周囲の人の勧誘によって手を出すパターン。
そもそもまわりにギャンブルをする人がいなければ起こり得ないことなんですが、その点で考えると、ホワイト企業はなかなか優秀です。
ギャンブルをやる人が少ない傾向にあり、ギャンブル未経験の人はそもそもギャンブルに手を出すきっかけが発生しにくく、経験者もギャンブルを継続しにくい環境にあります。
依存症への理解度は低めである
ギャンブルする人が少ないということは、ギャンブルで身を崩すような人もそもそも少ない環境だということです。
それは望ましいことではありますが、裏を返せば、ギャンブル依存症というものに対して耐性がない環境であるということです。
もちろん、ホワイト企業なのでギャンブル依存症になったくらいでクビになることはないとは思いますが、社内での評価は一気に悪くなるでしょう。
最大の敵は“有り余る時間”
ホワイト企業は比較的拘束時間が短めです。
いわゆる9時~18時などできっちり仕事が終わり、退勤後は自分の時間を十分にもつことができるでしょう。
土日祝日もきっちり休みというところが多い。
一般的な社会人と比較すると、かなり余暇を多くとることができる立場となるわけです。
しかしギャンブルの闇にとっては、そこがつけ入るスキとなります。
時間があるということは、ギャンブルと接する可能性のある時間が増えるということ。
もし一度ギャンブルにハマってしまえば、いくらでもそのギャンブルに興じる時間があるわけです。
もしギャンブル依存症という病気にかかってしまった場合、そこから脱するために“時間がたくさんある”というのは大きなマイナス要素となります。
空いた時間ですぐまたギャンブルをやりたくなってしまう。
そこを埋めるために色々な対策を打つことになるのです。
手を出しにくく、抜けにくい:ホワイト企業ギャンブル論総論
ホワイト企業勤めだと、まわりからの誘惑が少ないため、そもそもギャンブルに手を出しにくい状況になります。
また収入面でも安定していてボーナス等も額の増減あれど支払われるため、金銭的にも不安が少なく、ギャンブルに手を出すきっかけ自体が少ない環境です。
そんな中で間違ってギャンブルに依存してしまったら。
余暇が多いので、いくらでものめりこんでいきます。
のめりこむペースは、おそらくブラック企業勤めの人よりも早いでしょう。時間があるから。
そしてすべてを失い、もうどこからも金をひっぱれない。
そうなってギャンブルから足を洗おう。そう思ったとき、ホワイト企業であることが足を引っ張る可能性があります。
まずホワイト企業はギャンブル依存症みたいなことになる人が少ないため、会社的に耐性がない。
もしギャンブル依存症であることがバレたら、クビにはなりませんが、周囲から白い目で見られまくること必至。社内評価も最悪になるでしょう。その目に耐える強い心が必要になります。
ブラック企業だと、「なんだよあいつも借金してんのか。天皇賞で20万もぶっこむからだよ」みたいな会話が普通に登場するので耐性まみれです。
また、ホワイト企業は勤めだと時間がある。
ギャンブル依存症から抜け出すには、余暇を潰して、またギャンブルに手を出してしまうこと(スリップといいます)を防ぐ必要があります。
が、その余暇を潰していくのが大変。
ブラック企業勤めだと余暇が少ないので、潰すのも容易いのですが、ホワイト企業勤めの人が余暇を潰して別の何かに時間を割くよう考えていくのは、
めちゃくちゃ大変なのです。
残業すればよくね?って思うかもしれませんが、ホワイト企業って用もないのに残業させてくれないんですよ。ムダに残業しちゃうと、その人だけじゃなくて上司まで怒られるんです。絶対残業代払わないといけないから。
つまり、ホワイト企業勤めだとそもそもギャンブルに手を出しにくい環境であり、ただもしギャンブルにおぼれてしまうと、抜け出すのが難しい、という環境になっています。
それでもあなたは、ギャンブルに興味がありますか?
ホワイト企業に無事就職が決まり、一般的には安定した将来が約束されているとされる皆様。
確かに安定しすぎているホワイト企業だと、刺激の足りない日々が続くかもしれません。
ちょっと日々の生活のスパイスにと、ギャンブルで刺激を求めたくなるかもしれません。
しかしながら、やめておいたほうがいいんじゃない?というのが、僕の意見です。
これまで説明した通り、ホワイト企業勤めだと、ギャンブルにハマっていくのはめちゃくちゃ簡単で、一気にいきます。そして辞めづらい。
そういう環境です。
うまく付き合えばいいんでしょ?
って思うかもしれませんが、それができない人が一定数必ず存在するから、ギャンブル関連の産業は回っているっていうのを、理解するべきです。
あとリアルな話でいうと、まわりにギャンブルする人が少ない環境だと、ギャンブルといい距離感で付き合うためのアドバイスをしてくれるような人もいない可能性が高いんです。
これがけっこう大きくて、自分が間違った方向に進んでいるときに、方向修正してくれる可能性がゼロってのは相当リスクです。ギャンブルと付き合うにおいては。
安定したホワイト企業であれば、大きなヘマさえしなければある程度の将来が保証されていることでしょう。
それなのにわざわざギャンブルなんかに手を出す必要は絶対にありません。いまのあなたの環境は、別の多くの人が喉から手が出る程欲しかった環境なのです。そんな環境をベットする程の価値は、いまのどんなギャンブルにも存在しないのです。
いくらホワイト企業勤めとはいえ、社会に出れば様々な誘惑があるでしょう。
どんな甘い言葉で勧誘されても、ギャンブルには手を出さない。
パチンコ依存症のオジサンは、それを強くオススメします。