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クジャクの羽、ヒトの爪

クジャクが好きだ。 まだ小学校に上がる前、遠足で訪れた動物園で生まれて初めてクジャクを見た。 屋外の公衆トイレで手を洗っているとき、ふと入口に目をやるとシャンと背筋を伸ばしたオスのインドクジャクがそこにいた。 外の光が入口から差し込んでおり、ちょうど彼に後光が差しているような形になっていた。 私は小心者だが、見たことのない生物が女子トイレに侵入してくるという異常事態のさなか、当惑や恐怖より先に「美しい生物がいる」と目を丸くしたことを強く憶えている。 遠足で見て回った動

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