心の中にアンチを置こう

よく、心の中に応援団を持とう♪ とは言われますが
心の中にアンチを置こう☆ とはあまり言われません。

自分自身の人格や存在を否定し続けてくるようなアンチは、
心の中から早く追い出すべきだと思いますが、
自分の思考や意見、知識に対するアンチは、
作ってでも心（頭）の片隅に置き続けた方がいいと思います。

自分の思考は凝り固まっていないか？
自分の意見は偏っていないだろうか？
自分はちゃんと理解できているだろうか？
自分が正しいと思っている知識は本物だろうか？
…と、折に触れて確認するために。

「自分製アンチ」の発言であれば、
反対意見をうるさく主張されても、冷静でいられますよね？（多分）

他者から反対意見を言われたり、
何言ってんだ頭湧いてんじゃねーのバーカｗｗｗと煽られた時も、
自動的・反射的にブチギレた反応をしないでいる、
一旦受け止めて見直す練習にもなります。

アンチが無口なら、反対側の意見をまず取り込んでエサを与え、
饒舌に喋れるよう育成しましょう。

世の中に絶対は無いので、必ず反対側の意見を検討し、
自分を疑い続けるのを止めてはいけないと思います。

……っていうのを、昨日聞いたことと、最近見た討論動画の中の
（わたしからするとマトモなことを喋っている人に対する）
コメンテーターの人たちの厳しいご意見ｗと、
大量についているアンチコメントから…改めて思いました。

自分の意見をコロコロ変えろ、って話じゃないです。
ただ、自分の色眼鏡と、反対側の意見について、
把握しておくのは大事だなと…。

自分の持っている意見の立ち位置とか、
まったく自分とは感性の違う人の考え方とか、反応とか…
こういう風に受け止める、考える人もいるんだな…とかいうことを、
アンチの意見から抽出して知っておくのはいいことだなと思いました。

まぁ荒ぶる攻撃的なアンチの動画やコメントは、
眺めているだけでも敵意や悪意、いっぱい載っているマイナス感情で気持ち悪くなってくるので；
反対側の意見を、落ち着いた姿勢で発信している人のものとか、
アンチ同士でキャッキャウフフしている情報に触れる方がいいでしょうし、
そもそも人の意見はバリエーションが豊かなので、
アンチ側と認定した人の4，5人の意見をサラッと見て、
あー、こんなもんね、と結論付ける（決めつける）のもよくありません。
リサーチに終わりはないというか。
心で飼っているアンチが元気でいられるよう、常に餌ｗを補給し続け、
自分の意見や思考も確認し続ける…のは必要だと思います。

どれほどハァ？という内容の意見でも、
一度は素直に触れておいた方がいいと思います。
（素直＝鵜呑みにするという意味ではなく、頭ごなしに否定しない、
感情的に反応してしまわないようにする、ということです）

もしかしたら、アンチの意見から、
何かが間違っていると気付くかもしれないですし、
欠けた視点が見つかるかもしれません。

考えが正反対になるとは言わずとも、より深いものにしていけるし、
普段から自分製アンチに噛みつかれていれば、
自分の意見に自信が持てるので、
外界の雑魚アンチに何を言われても平気というか、
強く出れるようになります。

ということで。
自分の思考と知識のアンチを住まわせましょう。心の中に。

生まれたてのアンチは

「おめーマジ偏ってんなｗｗｗ」
「それ色眼鏡じゃねーのかよ？！」
「いやそーじゃねーだろ！！」
「ありえねーｗ」
「ソースは？！」

ぐらいしか鳴き声を発することができないでしょうが、
しっかり構いつつ、エサとなる情報もあげて育てましょう。

もっと穏やかな言い回しをするアンチでも良いと思います。

「それは、違うのではありませんか？」
「私は、そうは思いませんね…」
「証拠はあるんですか？」
「偏った視点ですねぇ＾＾」
「随分とご自身の意見に自信がおありですね？」

みたいなさ。

要は批判的思考を絶やさないようにしたいよね、
ってだけの話なんですけど。

大事だなと思ったので改めて書いてみました。

（もしアンチの姿までイメージするなら、
ムカつきを抑えるためにも可愛らしい姿が良いかもしれませんね。

でびでび・でびる様とか、るんちょまみたいな…。

…でもこの2匹をモデルにすると、
可愛すぎて思考停止して議論にならないかも…。

ほどほどに可愛いと感じるイキモノ、ぐらいがいいのかな？）