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暮らしの小さなアンティーク その6 感謝の日記の守護天使

一日も欠かさず、という訳ではありません。
でも、何日か、時には数ヶ月空いても、なぜかここに戻って来る、「感謝の日記」。

毎日感謝することを五つ書く、それが自分の人生を大きく変える…
いろいろな方が提案されているのを目にします。

私がこれを書き始めたのは、米国の作家サラ・バン・ブラナックさんの2冊組の本、「シンプルな豊かさ」がきっかけでした。
邦訳版は1990年代に出ており、心豊かな生活のための提案が、365日のデイブックとして綴られています。
以来、このための日記用ノートを探すことが、私の楽しみの一つとなっています。

今使っているのは、古い童話シリーズの初版装丁を模したノート。元の本は、英国の詩人アンドルー・ラングの「むらさきいろの童話集」です。「みどりいろの童話集」「ばらいろの童話集」など、さまざまな色のシリーズタイトルがあり、小学校の図書室で順ぐりに借りて、夢中で読んだ記憶があります。このデザインではありませんでしたが、児童版もそれぞれの色の表紙で、本棚に並んでいる感じが素敵でした。

日記を書くために使うペンを入れているのは、長い伝統を持ちながら少し前に閉業してしまった、Shackman社の天使柄の缶です。精巧なミニチュア家具や素敵なカード、ドール等、夢のように可愛らしいものを販売していた米国の会社で、この場では語り尽くせませんので、また改めて…

その日の気分によって書く色を使い分けているので、色ペンをまとめて入れるのに、たまたま持っていたこの缶がぴったりでした。

1987年のコピーライトがあり、「アンティーク」よりも「ヴィンテージ」の方が、よりニュアンス近いですが、天使の微笑む朱い缶が、日々の感謝と幸せを運んでくれるように感じます。

いろんなことのある毎日。
思い通りになっても、ならなくても。

一日の終わり、心が戻る場所の、守護天使。
暮らしに小さなアンティークを、ぜひ。

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