アンティークルクル

古いものを現代生活の中で活かして愉しむことに、たまらない魅力を感じます。念願の、西洋ア…

アンティークルクル

古いものを現代生活の中で活かして愉しむことに、たまらない魅力を感じます。念願の、西洋アンティークやレトロ雑貨の店 antiques Avestyan(アヴェスティアン)をはじめました。折々に皆様のアイディアも伺いつつ、コツコツ書き継いでゆけましたら、幸せです。

最近の記事

暮らしの小さなアンティーク その1 ボタンの髪ゴム

ボタンやくるみボタンを使った髪ゴム。刺繍などを入れて手づくりされたり、作品として販売されたりする方もたくさんいらっしゃるかと思います。 私が普段愛用しているのは、19世紀〜20世紀初め頃のヨーロッパ・アンティークボタンに、髪用ゴムを通して結んだだけのもの。結び目をボタン側に回すと、着けた時に目立ちません。 アンティークボタンは本当に様々なデザイン、大きさがありますので、根気よく探せば、髪のボリュームやお好みに合うものが、きっと見つかると思います。1個だけのお気に入りボタン

    • 私のアンティーク生活、三歩目。新たなる旅立ち…か?

      (「私のアンティーク生活、次なる二歩」よりつづく) 目に飛び込んできたのは、ちょっと変わった形の、卓上木製ボックス。比較的小ぶりで、軽くひとかかえで持って帰れるくらいの大きさです。 下一段は引き出しで、その上部分は横から見ると台形型になっており、斜めになったガラス扉が前面についていて、小さな丸いつまみを持って上に開けるようです。中のものが見やすいように、内部にある浅い台板も斜めになっていて、その上には細い腕時計が2、3本、フックかピンのようなもので掛けられていました。今で

      • 私のアンティーク生活、次なる二歩

        高まるお宝探しの予感に、またも自転車漕いでやって来た高校生(当時の私)、翌月の第二回骨董市。 ああ、もう人がいっぱいいる… 私の宝がすでに他の人の手に?とミョーな焦りに、自転車をとめるのももどかしく、慌てて店先に走ります。 幾つもの台の上を、そこに載っている皿のようになった目で、縦横無尽に眺め…これは! 木おけの中に何十と入っていたのは、すっぽりと手のひらにおさまる大きさの、杯(さかずき)の一群。「露」「戦勝」「記念」などの文字が見えて、「1個300円」の札が添えられて

        • 私のアンティーク生活、はじめの一歩

          はじめて手に入れるアンティーク。 人によって様々ですが、アクセサリー、食器、ポストカード、など、スタンダードなところでしょうか。 それを期待されたお洒落な方々、申し訳ございません…! 私は、なぜか石器の矢じりでした。 果たして「アンティーク」のくくりに入るのか、微妙ですが… 地元で骨董市が始まるという噂を聞きつけ、自転車を漕いで行ったのは高校生の時。低い木台の上に、古い花瓶や絵葉書に混じって見つけた、数個の矢じり。 確か、一つ数百円ほど。 「ビバッと」きました。 店

        暮らしの小さなアンティーク その1 ボタンの髪ゴム