暮らしの小さなアンティーク その2 お菓子缶のつかいみち
お菓子缶。
このあまりに魅力的な響き。
中身もさることながら、古今東西過去から現在、素晴らしいデザインが溢れかえる夢の缶世界。
アンティーク缶の中では、高額なコレクターズアイテムになっているものもたくさんあります。
でも、特段コレクターではなくても、一つや二つ、お気に入りの缶をお持ちの方も多いのでは?
皆様がどんな風に使われているのか興味津々ですが、それはさておき。
やや限定的な使いみちですが、私は、そんな缶の一つを、マネー・ボックスとして使っています。
仕事上で、小さい人やその保護者の方と接することがあり、その場で現金の受け渡しをすることがあります。
手持ち金庫や機能オンリーなものでは、あまりにビジネスライク…というか、ビジネスなのですが、なんだか「いかめしい」感が気になりました。
そんな折、「あれなら!」と思い出した、アンティーク缶。
「ドロステ効果のココア缶」で有名なドロステ社のものです。ラング・ド・シャ(猫の舌)というお菓子が入って売られていた薄い缶で、紙幣のサイズにピッタリ。
そして、アンティーク缶の味わいと雰囲気が、小さい人の前でキャッシュを出し入れするナマナマしさを和らげ、しかもお預かりしたお金を大切にしている感じがする、と思うのは私だけの感覚かもしれませんが…
私自身を含めキャッシュレス化も日々進んでいますので、もう少ししたらまた別な使い方になるかもしれませんが、今はこのやり方、個人的に気に入っております。
心惹かれる菓子缶の価値缶(観)、
暮らしに小さなアンティークを、ぜひ。