「間-主観性」:ゾーン3と4の方法論
■発達段階とは各駅停車の「駅」
さて、今回は、次のようなリストから始めたいと思う。
次の項目を読んで、あなたは何項目ぐらい共感(同意)するか確認してみていただきたい。
〇いかなる人間も、肌の色、宗教、文化、政治的信条、年齢、性別、貧富の差などで差別されるべきではない。したがって、あらゆる多様性を平等に尊重する考え方こそが最も重要である。
〇たとえば経済的に余裕のある先進国は、発展途上国に対し、一刻も早く自分たちと同等になれるよう支援・援助の手を差し伸べるべきである。
〇子供じみた神話や迷信をすっかり信じ込んでいる宗教的原理主義者も、科学的真実こそが唯一の価値であると信じ込んでいる科学信奉者も、どちらも社会的に構築された虚構を信じているにすぎない。だからこそ、あらゆるものを脱構築することが、全人類的課題である。
〇出世欲まるだしの実力主義でのし上がるのも結構だが、そういう人間こそ、自分のせいで社会の周辺に追いやられる人間が増え、格差が助長されていることに気づくべきだ。
〇私には私の主義主張があり、私の信じるものがあり、私の生き方がある。それを認めないのはけしからん。そういう人間は絶対主義に陥っているのだ。自分の価値観こそが最高であると信じ込んでいるのだ。それは植民地支配的であり、家父長制的であり、男尊女卑であり、差別主義である。
〇「上から目線」でものを言う人間は、誰よりもむかつく。そういう奴は、私たちがせっかく苦労して克服してきた格差や不平等や階層制・階級制がはびこる社会に再び退行させようとしているのだ。
〇私たちは、人間であろうと動物であろうと、地球という巨大な生命システムの網の目に組み込まれた細胞のひとつにすぎない。だから環境破壊は、母なるガイアに対する最悪の冒瀆行為であり、自己破壊的でもあり、最も罪深い。
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