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悪夢こそが恩寵である
わが師と久しぶりに電話で長話をした。
師匠が「悪夢」をみる人にターゲットを絞って、ドリームワークをやり始めたこと。
その目的は「悪夢をみないですむにはどうしたらいいか」?
いいえ、とんでもない!
私たち「夢の教え」の継承者たちは、悪夢をみた人がいたら、「おめでとう!」と祝杯を挙げるだろう。「あなたもついにオネイロス(ギリシャ神話の夢の神)の寵愛を受けるに至ったのですね」とばかりに。
悪夢こそが恩寵である。
誰でも彼でも悪夢をみられると思ったら大間違い。
悪夢をみたら、「ああ、神よ(あるいは、私の無意識よ)! ありがとうございます!」と感謝しなければならないのだ。
悪夢とは、夢の教えの上級者だけに与えられた特権と言ってもいい。
私たちの世界では、まだ上級クラスに達していない者らは、「どうしたら一刻も早く悪夢をみられるようになるのですか?」というのが常識。
はばかりながら、私は「夢の教え」のマスタークラスなので、今までどれだけ悪夢のおかげで命の危機を救われたことか。「あのときあの悪夢をみていなかったら、今頃私は死んでいただろう」ということだ。
ところが、たいていの人が悪夢をみたら、みなかったことにしたがるし、二度とみないですむにはどうしたらいいかを考えたりする。愚かな話だ。
医者でさえ、悪夢に悩む人には睡眠薬でも処方して、夢そのものを封じ込めようとさえする。
「悪夢なんかいらない」という人は、高級フレンチ・レストランに入って、「メインディッシュはいりません」と言いつつコース料理を注文するようなものだ。
もったいない!
人生の絶大な損失である。
そういう人はただ悪夢の「正しい味わい方」を知らないだけなのだ。
悪夢には、あなたが現在かかえている人生の大問題の原因と解決策の両方が提示されている。
ただし、それは「トップシークレット」なので、あなたにしか解けない暗号で書かれているのだ。
わが師は、その暗号の解読法を、人々にひたすら伝授し続けている。
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