ジゴロック(ライブ編)。
大分で初のロックフェス「ジゴロック」が3/16〜17に大分スポーツ公園で開催されました。
実は最近 転職して大分に帰ってきまして(詳しくはまた今度)、大分にはいるもののさすがに入社一週間でそんな浮かれた予定を立てていいものかと2秒ほど悩んだのですが、3秒目にはイープラスのアプリを立ち上げておりました。
何より長年お世話になっている大分出身のお笑いコンビ・ダイノジさんが発起人となり、野良レンジャーがアンバサダー的なことをやっているというのにそりゃあ行かないワケにはいかないでしょう!
今回は「画家と作家」の相方でもおなじみ、画家の芳賀健太さんと一緒に参加しました。
そんなワケで今日はジゴロックの感想を書き綴りたいと思いますが、日記のように時系列にダラダラ書いてると非常にまとまりの悪い文章になってしまいそうだったので、【出演アーティスト達のライブステージについて】と【運営について思ったこと】を分けて書きたいと思います。
今回は【出演アーティスト達のライブステージについて】の方です。
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DJダイノジ
ご本人達いわく「準備運動」ということでラジオ体操から始まったのですが、やっぱりDJダイノジは楽しすぎる!!
ここ10年くらい数えきれないくらい体験していますがベスト的なセトリで。
フジファブリック「銀河」、Dragon Ash「FANTASISTA」、チバ氏がPUFFYに提供した「誰かが」(the birthday ver.)等の選曲に朝から泣いた。特に「誰かが」が刺さりまくった。
ロバート秋山(開会宣言)
おなじみの梅宮辰夫さんの“体モノマネ”から始まり、「変面」ならぬ「梅面」も(ちゃんと上手かったw)。
「都か区か」の歌面白かった。笑
岡崎体育
「わりと好きだしまぁ観とくか」くらいで観たらメチャクチャ楽しくて度肝を抜かれた!!
緩急の付け方や煽り方、楽しませ方全てが一流で流石だった。
来年もぜひ来て欲しい!(開催される前提笑)
WurtS
ライブを観るのは福岡のフェス以来二度目。
今日のラインナップでは若干浮いてるジャンルかなと思いました。若手枠というか。
どういう経緯でブッキングされたか分かりませんが僕は個人的に好きだったので喜んで観ました。カッコ良かったな〜
今や顔出ししないアーティストへの抵抗もすっかり無くなりましたね。
良い音楽をやるのにルックスや性別、国籍は関係ない(彼はプライバシー云々でこうしてるのだろうから若干論点がズレてるけど)
PUFFY
振り返るとここがこの日のハイライトだったかもしれません。
一瞬であの頃(中2)に戻った。笑
いやメチャクチャ良かったな〜
昔のヒット曲を歌って「わー本物だーー」じゃなく、完全に“今”の音を鳴らしていたのがメチャクチャカッコ良かったのです。
生バンドでギュンギュンにロックアレンジされていたし。
90年代中頃。あの混沌とした時代において出てきた当初からゆるい雰囲気を崩さず隠さず、「無理なことはしない」というスタンスでもう30年近くも活動されていて本当にカッコイイなと。
近年(といっても2009年くらい)エルレの細美さんやミッシェルのチバ氏が楽曲提供してるのもあまり認識してませんでした。今からでも聞き直そう。
まさかのこの日 2回目の「誰かが」。
またもやブッ刺さりで2024年のベストソング確定かもしれません。(リリースは関係なく自分の中で決めてるやつなので)
お笑いステージ
滝音、スリムクラブ、佐久間一行、ダイノジが登場。
1組6分程と短く、かと言ってネタを2つ繋げるのもアレかなといったところですかね。
でもこのためだけにわざわざ東京から来てというのもなかなか凄いなーと。
個人的には滝音が観れたのが嬉しかった!
なんとなくサスケさん(大分出身!)の声の張り具合が若干弱かったような。笑
秋定さんはいつも通りやってくれてた気がしました。
佐久間さんは井戸のネタか最近見たペットボトルをマイバッグに入れようのするけどなかなか入らないネタ(笑)が観たかったけどショートコントと2文字モノマネの構成でした。こちらも面白かった!
ダイノジさんも安定のウケ具合でしたね。さすがM-1ファイナリスト。
漫才&トークの単独とかもまた行きたい!
ROTTENGRAFFTY
ロックフェス等でよく名前を見かけるなーくらいでライブは初めて観たのですがカッコ良かったです。
いわゆる「ビジュアル系」と「Tシャツ系」の方達のツインボーカルで構成される珍しい編成で。アツかったな〜
HEY-SMITH
こちらもツインボーカルで激アツのライブでした。
SKAって良いですよね。
KEMURIやHAWAIIAN6を思い出した。
MCで「大分の音楽好きが今日ここに集まってるんですよね?」という言葉にグッときました。
サッカー好きが集まる場所はあっても音楽(ロック)好きが集まる場所はなかったのですよ。本当に有難い。
ベースボーカルの方が「オドリバラジオ」のMC木本さんにそっくりで後半は巨大モニターで木本さん(Vo.Ba.)ばかり追ってました。笑
SIX LOUNGE
大分県代表、SIX LOUNGEがGOKURAKUステージでは堂々のトリ前の登場。
2つあるステージのうちの小さい方だったのですが大きい方にした方が良かったのではと思えるほどのオーディエンスの多さ。来年出演するときは大きいステージに移動でしょうね。
スモーキーで骨太なロックを鳴らしている彼らですがちゃんと黄色い声も発せられていて女性人気もあるんだなと(失礼)。
長年大分で活躍してきた彼らが手にした大分初のロックフェスへの出場権。そして目にしたステージの上から見た景色。どんな気持ちで見てたかと思うと胸が熱くなりますね。
メチャクチャカッコ良かったです。
今さらだけどシンプルに演奏と歌が圧倒的に上手い。
東京スカパラダイスオーケストラ
今日イチの人の多さ!!
JIGOKUステージ(大きい方)の出入口までギッシリの観客が迎える中、お揃いのスーツで決めた音楽イケオジ達の登場。
ドアタマからお馴染みのナンバーのたたみかけで会場のボルテージはイッキに最高潮に(←これ言いたいやつ)。
HEY-SMITHとのコラボも最高でした。
スカパラの方って皆さんMCというかアジテーターのように盛り上げることができるのが凄いですよね。
入れ替わり立ち替わり楽しませてくれる。
音楽を軸にしたエンタメの波状攻撃を喰らった気分でした。
パフォーマンスを観るのは2回目なのですがピアノの沖さんのソロタイムは今回も現在で。
賑やかな音が続く中で一服の清涼剤のような演奏。少し肌寒い夜風にマッチして最高のひとときでした。
谷中さんのMCもアツかったです。
ぜひ来年も開催されて欲しいし、そこには彼らがずっといて欲しい。
小室哲哉
言わずと知れた「TK」こと小室哲哉氏が大分に。
もちろんド世代中のド世代ですが、やっぱりglobeのKEIKOさん(とKEIKOさんを献身的にサポートしてくれているマークパンサーさん)を長年応援してきた大分県民としては多少複雑な思いはありました。
でも今になって思うのは、というか当時も小室さんの会見の様子を見て思っていたのは「また文春に一杯食わされた」という印象でもありましたが。これは小室さんがというよりも我々が。
週刊誌って本当にイヤですよね。
俺たちのエンタメのジャマをするなよ。
政治の方とかにいってくれないかな。
せめてスポーツ界とか(自己中)。
話が逸れましたがそんな(?)小室さんのトリを飾るステージ。
小室哲哉の代名詞とも言えるあのシンセサイザーとかそういう機材(詳しくは知らん)を取り囲むように配置しそれを巧みに操りながらご自身が手掛けてきた楽曲を繋ぎ続けたのでした。
一つ前のスカパラでの“大団円”感がハンパじゃなく、そこまでに至るラインナップ的にもこの小室さんのパフォーマンスは若干毛色が違っていたというか。
例えばこれが昨年9月に行われたDJが中心のイベント「BEPPU ONSEN SHOWER FES.2023」とかだったら最高にハマっていたと思いますが…
今までプロデューサーとして一本引いた立ち位置で長年やってきたからか、正直それまで出演してきた面々に比べるとオーディエンスの巻き込み方とかもだいぶアレでしたし。
繋ぎとかも僕は全然わからないのですが所々「ん?」みたいな瞬間もあったような気が(そういうやつだったのかもしれませんが)
結局、他の出演者ー例えばTMネットワークの曲ででダイノジさんが出てくるとか(ミックスしていてそんな感じでもなかったけど)、わずかに期待していたglobeの2人の飛び入り等もなく、TKミュージックを繋いで終わった形でした。
スカパラまでのラインナップとの高低差に耳キーンなりながらも最後の浜ちゃん(H jungle with t)で松ちゃんのラップ(B.U.S.A…のやつ)も聴けたし、小室さんご自身も色々な葛藤がありつつ何かお詫びや恩返しのつもりで出演してくれたのかもしれないしと思っていたら無碍にするような感情にもなれず、せめてもの敬意として最後まで見届けてさせていただきました。
とかなんとか言いながら結局一番長く感想を書いてしまうあたり、何かしら人を惹きつける魅力はあるんだろうな小室哲哉は、と思った次第です。
まとめ
比率的にベテラン勢が多く、「もうちょっと若い人向けのアーティストもラインナップに入れた方が…」なんて思ってたりもしましたが、いざ皆さんのパフォーマンスを目の当たりにするとそんなことはどっちでも良いと思わされる程にどれも本当に素晴らしくて。自分の考えが浅はかだったことに気付かされました。
長い間 人々を魅了し続けている人はやっぱり凄い。
皆さん本当に一流のエンターテイナー達でした。
ステージの感想はここまでにして、次回は運営側の感想に参りたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました☆
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