出るなら「お口チャック」。出来ないなら出ないで。

この二週間あまりで、海外での危機報道と逆行するかのように国内での奇妙な緩みを感じています。
著名人が次々と感染を公表し、感染者数・死者数とも急増しているなかで、公共交通機関や街中では楽しげにおしゃべりしながら行き交う人々がむしろ増えている印象でした。
東京など主要都市では外出「自粛」要請や一部施設の閉鎖が始まりました。

一方で、航空会社や旅行関係などで、旅行客を増やす試みも宣伝されています。
それぞれの立場で死活問題でもあり、完全に移動を止めることは、誤解を覚悟でいえば「どうしようもなく深刻にならないと言えない」のでしょうか。
そうなることを防ぐのは、各自の少しの努力なのですが。

自粛を要請されても、やはり出る人は出るでしょう。
「命に関わる用件以外の外出を控えて」といっても、ピンと来ない場合もあるでしょう。実際そのために出なければならないかもしれません。
「私は大丈夫」と、感染する危険は考えても加害者になることまでは想定しない方もあるでしょう。

最近ことさら気になるのは、マスクもしないまま、電車やバス、フライトなどで互いにペチャクチャとおしゃべりをしている光景です。
無症状のケースもあるのです。
あなたが飛ばしている飛沫にウイルスが入っていて、周囲の第三者に降りそそいでいるかもしれないのです。
交通機関では、一メートルも離れることが出来ないケースが多いです。

公共交通機関や歩道では、おしゃべりを控えてください。
楽しくお話するなら、身内だけで固まってください。
(そうすれば感染経路も分かるし、無関係の人への感染危険が減ります。)

「他人の楽しい時間まで干渉するのか」といわないでください。
「今」それをしなければ命に関わりますか?
もしあなたのおしゃべりのために、その飛沫から死亡者がでるとしたら、それを上回る価値がある内容ですか?

一人一人のちょっとした気づかいが、ウイルス拡散を少しずつ減らします。1日でも早く終息すれば、それが自分のためにもなります。

ご覧いただきありがとうございました。

#コロナ
#旅行
#自粛
#感染予防

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