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称号の重み。


「みーくんの事が、大好きで。大好きなんだよ…」  

少しのお酒ときっかけがあって
うぉんうぉん泣いてしまった。

「俺も、好きだよ。」

「私のは愛なんだよ。一番、一番大切なんだよ…」

「俺も一緒でしょ」

違う。
それはみーくんの言葉じゃない。
私のおうむ返し。


「嫌だったら、おいでって言わないでしょ」

「おいでって言ってないもん。
私が押し掛けてるんだもん。」

「それでも、嫌だった毎日こうして居ないでしょ?」

「みーくん、優しいから言えないだけかも知れないもん…」

「何が不満なの?
ちゃんと彼女でしょ」

(えっ?)
ワガママ言ってたくせに
現金な私。

(彼女って言った?)

「彼女って言ってくれないもん…」


「お前は調子に乗るからな」

「調子に乗らないもん…
彼女だって思ってていいの?」

「うん。そうだよ。」

「最後の彼女は、あいこだって思ってていいの?」

「いいよ。そうだよ。」

ウソになっても、構わない。

今はその言葉が嬉しい。

一年以上、待ってた称号。
嬉しい称号。
みーくんのこの称号が
私は欲しくて欲しくてたまらなかった。

なんだろ。
【彼女】って言ってもらえる安心感。
別に束縛できるとか
どうしてやろうとかじゃないの。

今は隣にいていいよ。
の権利をもらった気がした。



2022年5月11日。
私は、最高な幸せをもらった。