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僕がハゲタカファンドでゴルフ場を買い漁った理由(後編)
あえて黒船に乗る!外資ファンドは、汚れ役、悪役になると知っていてゴルフ場を買い取りました。ビジネスになるからです。
ゴルフ場会員と同じく僕の目にも、彼らガイジンにとって日本市場は単にカネを増やす「狩り場」に過ぎないのだ、と映っていました。
ガイジンたちは日本という国への敬意も愛情もなく、典型的なユダヤ商法で非情に金儲けをするだけの、屍肉に群がる非情なハゲタカなのだと。
僕だって日本人です。
美
僕がハゲタカファンドでゴルフ場を買い漁った理由(前編)
外資系企業再生ファンドが「ハゲタカ」と呼ばれたわけかつて僕は外資系ファンドの日本法人で、日本のゴルフ場を次から次へと買い漁っていました。
「ハゲタカファンドの『How to ゴルフ場M&A』」で書いたように、ゴルフ場の取得プロセスや、預託金債務の整理の過程では僕たち外資ファンドはいささか強引な手法を取りました。
当時の日本では、「よそ者」へのアレルギーもありましたし、商取引はなんでも「お友だち優
ハゲタカファンドの「How to ゴルフ場M&A」Part Ⅲ
債権を買い集めろ!このようにして銀行から買い取る「債権額」が、計画案の決定権を握る額かどうかが非常に重要です。「債権額」とは、銀行に払う買取金額ではなく、元々ゴルフ場に貸した貸付額です。
僕たちの保有する債権額がゴルフ場の負債の過半数になることが重要なのです。ですから、僕らは複数の銀行からターゲットのゴルフ場の債権を買い集めることもありました。
計画案の成否を決定できる額まで獲得できればゴルフ場
ハゲタカファンドの「How to ゴルフ場M&A」Part Ⅱ
行き詰ったゴルフ場経営....法的整理への道つまるところゴルフ場は「債務超過」に陥ってしまったわけです。返す義務のあるお金が返せないのですから、倒産するしかありません。
「倒産」というと、会社の何もかもが消し飛んで、後にはガランとしてさびれた事務所や店だけが残され…というイメージがありますが(←昭和的?)、実は倒産にもいろいろあります。
もともと収益力のあるゴルフ場の場合、せっかくのゴルフ場を
ハゲタカファンドの「How to ゴルフ場M&A」 Part Ⅰ
今回は、外資系企業再生ファンドが日本中でゴルフ場をM&Aしたときの手法を書き止めておこうと思います。長ーい話になりますが、ご興味のある方はご一読いただけると嬉しいです。
なお、現在ではゴルフ場M&Aのほとんどはこんなハゲタカ流の方法では行われません。もっと平和的・友好的に行われていますので念のため。
2000年代はじめ、ゴルフ場は大量に売買された僕が現地視察や価格評価をしたゴルフ場は約500コー
「コンサルタント」はウサンくさい?
「コンサルタント」にまつわりつく負のイメージコンサルタントという肩書にはなんとなく怪しげなイメージがつきまといます。バブル期には「経営コンサルタント」と称する反社会的勢力の人たちが少なからずいて、不動産売買や株価操作などのダークサイドで暗躍していました。
コンサルタントというと「舌先三寸、こむずかしいことを無責任に並べ立てて相手をケムに巻いてお金をぼったくる」ウサンくさいイメージが付きまとう傾向