[チーム考察]Crazy Raccoonの修正力について[Valorant
どうも、Answerです!
VCJ split1 grand finalが終わりましたが、
既にsplit2 OQも始まり、更にはVCT Pacificも開幕しますのでファンとしては非常に慌ただしい日が続きそうですね!
私自身、開幕戦 ZETAvsDRX の試合を非常に楽しみにしていますので時間が空き次第、試合の個人的分析をまた投稿できたらと思っております。
さて
今回はgrand finalで敗れてしまったものの
メインステージで素晴らしい成績を残し、
現状日本2位
Crazy Raccoon
その強さの一つである修正力に触れて行けたらと思います。
何故日本1位のFLではなく
2位のCRからなのかと言いますと
単純にFLはメインステージ・プレイオフと試合数が多すぎて見切れていないのです……
後、素直にCRのファンだからです←
修正力とは?
まず根本的にVALORANTにおける修正力とは何か
私はVALORANTにおける修正力というのは2つに分かれると考えています
1.選手の修正力
選手の修正力とは、セットアップ等で敵がやってきた動きに対して
次ラウンド以降、選手個人がどこまで対策できるか
これを差します
では具体的にCRvsIGZのパール戦で説明します
まずは第16ラウンドのIGZセットアップ
ネオンのファストレーンを活用したアートとAリンクの挟みセットアップ
サイト内へのホールドラインによってスタンしたMedusa選手が倒されてしまう
そして、Aサイト側に2名(ドローンとフラグメント)を確認したIGZはリンクからコネクターを使用してBへシフト
コネクター内に孤立していたMakiba選手も倒されてしまい、状況がかなり厳しくなり最終的にBサイト設置でラウンドを取られてしまった
これで比較的Aサイト内を取得しやすいとIGZは感じただろうか
ほぼ同様のセットアップを第18ラウンドでも使用している
このラウンドはMeiy選手のオペレーターが運用されているが通常セットアップに加えてブリーチのローリングサンダーで確実にAサイト内を掌握できる算段となっている
そしてAリンクに滞在していたMedusa選手が再度餌食となってしまう訳だが、次のシーン
meiy選手はローリングサンダーを食らいながらも、インスモーク+ショーティで耐久
popogachi選手はCT側から即座に合流し、meiy選手のカバーに入り
リコンボルトを使用して遅延&スモーク抜きを行い、ネオンのthiefy選手を倒す事に成功
更にコネクターにいたneth選手がヌルコマンドでAサイト内2名のアシストをしている
そして次のシーンではneth選手もCT側へ合流、meiy選手の素晴らしいオペレーターキルがあり、最終的にバックサイト4名で防衛に成功している
まず、あのMedusa選手が2度も倒されてしまっている事からこのセットアップの強力さがよくわかるかと思う
Aサイト・Aリンクで守るのは非常に難しいのです。
重要なのはneth選手の動き
AリンクでMedusa選手が倒された場面で一度このセットアップを見ているneth選手はアート側に2名いることを読んでいたのではないでしょうか?
(一瞬顔を出しそうになったがやめている)
ヌルコマンドを発動しつつ、自らがいる事をアピールする事でアート側の意識をコネクターに寄せているように見えます
そして前ラウンドでバックサイトなら耐えれる事をわかっていたpopogachi選手とmeiy選手も無理な撃ち合いをせず、確実に射線が通るまで耐えています。
最終的にCT側から4名合流することで確実にラウンドを取得しています
ここで無理にAリンクのカバーを取りに行ってたならアート側の2名に倒され、第16ラウンドのようにBサイトへのシフトも考えられたでしょう
まとめ
選手1人1人がAサイトセットアップに対しての回答を出し、修正しているのがお分かりいただけだろうか?
尚、これをタイムアウトなしでやってしまうのですからチーム全体のIQが非常に高いと言えるでしょう
特にneth選手に関しては盤面把握能力も判断スピードも凄まじいものがある
2.MAP毎の修正力
次にMAP毎の修正力について述べていきましょう
このMAP毎の修正力というのは
戦ったMAPを総括してどこを修正すべきか考察し修正することを指します
今回はMAPの修正内容にまでは触れませんが、データを見ればCRがどのようにして修正をしていったかがわかると思います。
MAP BANとPICK
まずCRのメインイベント中のMAP BANとPICKを見てみましょう
1stBANは触れるほどでもない所ですが、ブリーズ・バインドは
今後のMAPプールから外れる為、積極的にBANされています。
注目したのはメインステージ開幕から3試合までのMAP BANとPICK
・1試合目vs CGZでPICKしたアイスボックスを2試合目vs FLではBAN
・3試合目vsIGZ パールで苦戦 以降BAN
1試合目vs CGZでのアイスボックス スコアは14−12と非常に苦戦したと言える
勿論、開幕1試合目というのもあって選手の動きも緊張等で硬かったが
チームとしてのセットがうまく行かない事やカバーの取り方等戦略的にコーチが修正すべきと判断したのではないだろうか?
2試合目は連日となっていた為BANして可能な限り勝率を上げていったのではないかと予想した
4試合目までにはアイスボックスの修正は完了しvsRCでは 13−5と圧倒している
そして3試合目vsIGZ パールで13−10というスコアであったがATK側でラウンドが6ラウンドしか取れてない所を修正点と考え、以降BAN
恐らく他チームのパール練度が高いこともあってBANを続けたのではないだろうか?
リーグ戦というのは前半でどれだけ勝ちを積めるかが肝
ではないかと私は勝手に思っている
その為には修正すべきMAPを早めに見つけ修正することが大事なのではないだろうか
いかがだったでしょうか?
まだまだ見苦しい点や見当違いな部分も多数あるかと思いますが
ご意見等頂けたら幸いです。