コツを訊いたとて出来たとしてもつまらない‼
私はこんなことを訊かれるときがあります。
「”コツ”を教えてください!」
いわゆる、近道、ショートカットしてテクニックを身につけようとする。
ハッキリ言って私はこう言います。
「コツはありません」
自分でやって、失敗して、またやって、失敗して…、
を繰り返して場数を踏み、やっと身について成功へ近づける。
ましてや、私の理論が相手に当てはまるかと言ったら、
実際そうではありません。
「コツ」を聞いたところで、相手にはピッタリとはまらないんです。
「全然、ダメじゃないですか! 返してください、私の時間を!」と私のせいにされてしまうのはシャクです。
なので「自分でさがして!」と返します。
あなたはちょっと虫が良すぎるんじゃないか?と思いながら。
誰にも通用しない「自己流」を生んでこそ、自分に自信が持てるんじゃないでしょうか。
模索する楽しみを持ってこそ、自分の体力もテクニックもつくもの。
技術だけ身に着いても、やれるにはやれるけど、だんだんつまらなくなって飽きてくる。
新しい事象が目の前に来ても、それをクリアにしようという粘り強さも出せなくなって、放り投げてしまう。
だけど、自己流を身に着けた人は幅を広げるチャンスと捉えて、どれだけ時間とパワーを使っても、あらゆる手を尽くす。
それをクリアしたときの快感。
それを糧にまた次へ進める。
対応する事象や人や物事はすべて違う。
なので、無限のレベルアップが望める。
ゲームに似ているようで、似ていない不思議な達成感のループ。
失敗するのがイヤだと言いますが、つまづきこそ最高のあきらめない心の鍛錬です。
ちょっと好きでやれるをもっと好きでやれるにして自分のものにしませんか?
「飽きる」とは、もうその対象のことを「好きじゃなくなっている」ことなのです。
対象がモノならいいですが、
これが人だったら、とても相手に失礼に思えませんか?
でも、しばらくしたら自分勝手に気持ちが高まって飽きてしまったことに対して愛着が再燃してることもあるでしょ?
ちょっと話が脱線しましたが、ずっとその対象と付き合い続けて高みを目指して「自己流」を生み出してほしいのです。
「これは!これだけは!」ってことだけでいいんです。それを大切に粘り強くやってほしい。
わが事業所の支援員さん、利用者さんも「我流」「自己流」の表現を見つけに、日々働いてます。
アドバイスはしても、すべてに「こうやればいい!」とは言いません。
そう、正真正銘の自己流を模索しているんです。
いつか花開くまでは…。
【執筆:Oneness A 年がら年中IceCoffee 最近夜はしょうが紅茶】