今日は、休日です。
いろんなことがあったので心を静めるために読書をしています。
今の自分にぴったりハマることが書いてありましたので、備忘録かたがたシェアさせていただきます。
仏教の教えの中に、四聖諦というものがあります。これは、お釈迦様が悟りに至る道筋を説明するために、現実の様相とそれを解決する方法論についてまとめた四つの真理(苦諦・集諦・滅諦・道諦)と言われています。
四つとも『諦』の文字があるので、〜を諦めるのかぁと思ってしまいましたが、そういうわけでもないようです。
以下順を追って説明していきます。
【苦諦】そもそもなのですが、苦しみや厄いがあるということを認識するということのようです。
【集諦】その苦厄の原因を考察し、その原因の根本にがどのように養われているか(養われ続けているから消えない)を探ることで、どのようして現在の状況に至ったのかを理解する。
【滅諦】苦厄の根本を明確にすることで、それに対する処方を見つけ実践し苦しみを消滅させる。起こっている事象は変えられないが、それをどのように捉えるかで苦しみから開放され、幸福感に変えてしまおうということ。
【道諦】幸福があるのなら、そこにたどり着くための『道』もある筈、これが『八正道』と言われるものだそうです。
つまり、苦しみは存在しないのではなく、それだけが独立したものではない。その苦しみの根本(なぜそう感じるのか)を突き詰めて考え、明確にすることで、ネガティブに感じることも幸福(ポジティブ)に変えてしまおうと言う教えだったんですね。
これこそ『災い転じて福となす』、究極のポジティブ・シンキングと言えるのかもしれません。
それではこれにて失礼致します。