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【不登校】制服と通学路


今日、たまたま娘の通っていた学校の
そばを通りました。
 
 
夏休みにもかかわらず通学路には
講習や部活動に通う生徒たちがいて
ああ、こんな制服だったなあ
となんだか懐かしかったです。
 
 
不登校になって最初の頃は
この制服を見ると胸が痛んだけれど
 
 
今はそんな感情はなくなっていて
むしろ
この子達はちゃんと休めてるのかな
とぜんぜん知らない子ども達のことを
心配してしまいました。
まあ、大きなお世話ですけどね。
 
 

ここに来ると
学校に行きづらくなった時
朝、学校まで送って行ったことを
思い出します。
 

 玄関の前の駐車スペースの所で
車を止めてもなかなか降りられなくて
今にも泣きそうになってうつむく娘を
見るのが本当につらかったです。
 

あの頃は
学校に行けばなんとかなる
とか
時間がたてばまた行けるようになる
と思っていました。
 
 というか
そう信じようとしていました。
 
 
現実から目をそむけていた
つもりはありませんでしたが
実際には
娘の心の中に起きていることを
わかろうとしていませんでした。
 
 
あの頃はもう限界だったはず
でも
わたしが学校に行かせたい気持ちを
感じ取って娘は
無理を重ねていたのだと思います。
 
 
学校に行く以外の選択肢があるのは
わかっていたはずなのに
どうしてもその方向へシフトすることが
できませんでした。
 
 
学校に行かないとその先の人生
が終わってしまうような強迫観念に
とらわれていました。
 
 
誰も学校に行かなくていいとは
言ってくれないし
言うはずもないです。
 
 
だから
親が気づくしかないんです。
本当に大切なのは
学校に行くことなのか?
 
 
自問自答と
トライ&エラーの毎日をくり返し
 
 
やっと見えたのが
不登校の長いトンネルの出口でした。
 
 
でもそこにたどり着いたら
子どもとの新しい関係が始まり
自分自身の生き方も変わり
これまでとは違った風景が
広がりました。
 
 
だから
不登校は親子にとって
決してマイナスではないと
自信を持って言えます。
 
 
 
ああ、そういえばあの制服
どうしたんだっけ?
 
捨てた?
たぶん捨ててはいないはず
 
もうちょっと落ち着いたら
娘に相談して
制服の処分の仕方を
考えてみようと思います。

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