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不登校の親になってはじめて本当のつらさがわかった

不登校の親にならないと
本当のつらさはわからないですね。

自分がその立場になってやっと
教員時代に関わった
不登校生徒のお母さん達は

あの時
こんな気持ちだったのかなあと
共感できるようになりました。

毎朝欠席の連絡をくれる方

登校する時に送り迎えをする方

子どもと一緒に行事に参加する方

自分の仕事、子育てそして家事を
こなしながら
不登校となった我が子と関わり
続けるのは

時間にも気持ちにも余裕がなく
かなりの負担だったはずです。

でもどの保護者の方も
子どもの気持ちを優先しながら
その都度
落ち着いて対応されていたのが
とても印象深いです。


ある時
家庭訪問をしたご家庭のお母さんが
「娘は私より体も大きいのに
ベタベタしてくるんですよ」と
こっそり教えてくれました。

正直その時は
中学生でそんな甘え方するのって
どうなのかと思いましたが

数年後わたしの娘が
不登校になった後
ベタベタ甘えてきたので
「こういうことだったか・・・」と
納得することになりました。


教員としてどれだけ
不登校の生徒や保護者と関わっても
自分が当事者にならないと
わからない事ばかりだというのが
はっきりわかりました。

ほとんどの教員は
わたしがそうだったように
不登校の親の経験はないので

基本的な知識やある程度の
情報の共有はされていても
実のところはよくわかっていません。

多分、親御さんの方が
アップデートされた情報を持っている
と思います。

どの学校現場も疲弊していて
教員は不登校の状況を把握して
決められた業務をこなすだけで
多分、手一杯です。

たとえ
熱心な教員がいたとしても
独自に行動するのは難しいはずです。

ですから
今、不登校のお子さんを抱えて
いる方々に伝えたいのは

学校には
子どもの様子はもちろんですが

親の気持ちや困りごと
そして不登校に関する最新情報も
遠慮せずに
伝えていいんじゃないかと思います。

フリースクールや
通信制高校
ホームエデュケーション
など不登校を取り巻く環境の
変化は激しいです。

学校によってどんな対応が
できるかは異なるでしょうし
場合によっては
期待外れ・・・ということも
あるかもしれませんけど。

そしてこちらが必要となった時に
学校と連携を取りやすくするためにも
学校との関係が切れないように

担任じゃなくてもいいので
誰か一人
自分が話しやすい人を見つけて
おくこともおすすめします。

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