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人の悪口を言うこと

女の人が集まると、人の悪口や陰口、恋バナが始まって盛り上がることが多い。世にいう一般論でもあり、同性の女子と多くの時間を共にしてきた私の経験則でもある。これは男の人もそうなのだろうか?男の人は何の話で盛り上がるの?もしかして下ネタだったりして…。

でも、そういう無駄な長話が始まったら、私はその場から一目散に逃げ出したくなる。その人たちと同じことを話す仲間になりたくないから。過去に私もそっち側だったこともあったけど、友達を切ることにより脱却できて良かったと思っている。


もちろん、人への不満を愚痴ることはたまには必要なのかもしれない。「あの人に~されて嫌だった」「この人の~なところがどうしても理解できない」とか、誰かに話してみることで少しすっきりすることもあると思う。それは健全なことではないかな?

だけど、女の悪口はネチネチしててキモイものもかなり混じっている。本来ならそこまで悪く言わなくてもいいはずなのに、自分が気に入らないところを変に誇張して、相手を裏で攻撃したがる。大げさに言えば言うほど、悪口大会はヒートアップしていく。

普段の生活で溜まっているストレスを発散できるし、他の人にも自分が吐いた悪口に共感してもらえるから、気分は高揚する。そんなふうに裏で散々人に悪態をついておきながら、表では仲良くしている振りができてしまう。私は自分が思ったことを相手にちゃんと伝えられないから、女の子に振り回されることも多かった。そして、裏では人の悪口が止まらなくなって、いろいろ言い過ぎていたときもあった。


人の悪口を言うのって、「自分は人の悪口を言う人なんですよ」って、自ら言いふらしているようなものだとよく言われるよね。無遠慮な馬鹿であることを公言しているようなものなのかもしれない。人の悪口を喜んで話す、聞くような人とは、一緒に居ない方がいい。大人になってもそういうふうな人は幼稚だ。

私は人とあまり関わらずに一人で過ごすようになってからは、人へ不満を持つことも悪口を言いたくなることも必然的に減っていった。人との関わりを絶つことが私には良かったらしい。私は人付き合いがこの上なく苦手だ。話す必要がないのなら、正直一言も話したくない。心を開きたくない。


女の人は、月に4回性格が変わるなんてことも聞いたことがある。本当にそうなのかどうなのかは定かじゃないけど、初めて知ったとき、バケモンかよ…と私は思った。女の人の相手をするのって、大変だと思う。

私も女だけど、機嫌がコロコロ変わる人のことが好きじゃないから、落ち着いていたいなと思う。性格はあんまり女っぽくない方だと自分で思う。私は女性の集団には属さない方がいいと自覚しているからこそ、一人でいたい。

女の嫌なところが凝縮されている自分の母親のことが理解できないし嫌いすぎるというのもあるから、振り回す側には何としてでもなりたくない。振り回される側にもなりたくない。悪口や愚痴をよく言う母親の話を聞いていた昔は、普通に病んでいたし、疲れていた。


子供に他の家族の悪口を言ったり、仕事の愚痴を吐くのって、最低の教育だと思う。子供が歪んでいくだけでしかない。私も歪んでいるところが多い。でも、そういう親って本当に多いらしいね。自分がしてきた教育を今一度見直せ!と大きな声で言いたい。

人の悪口や陰口、愚痴というのは、聞いてもそんなにいいことがない。私はなるべく人の良い所を見つけたいなと思う。関係が深まると、悪い部分もあらわになってくるものだけど、そういうところもかわいいと思えたら最強だと思うな。悪い所にばかり引っ張られて、良い所が見えなくなってしまうのはとても悲しいことだから…。

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