守られない約束
過去に、私にはメールのやりとりをしている人がいました。その人は18歳の専門学生でした。面識はありません。私に対して「必ず返信することをお約束します。」「いつまでもお話ししましょうね。」「一生の話し相手でもウェルカムです。」みたいなことを言ってもらえたことがありました。でも、しばらくしてそのやりとりは終わりました。半年間くらいでしたね…。
時間が経つにつれて、彼の中での私の存在がだんだんと小さくなっているのを感じていました。もうどうでもよくなった…、面倒くさくなったんだろうな…と思っていました。永遠というものは存在しません。何にでも終わりがあるものです。そんな中でも「いつまでも」「一生」という言葉を私に対して、一度でも使ってもらえたのは嬉しかったんですよね。
たとえ守ることができない約束であると分かっていても、永遠を夢見てみてしまうものなんでしょうかね。私は中学生の時に、幼稚園児の子供に「ずっと遊ぼう」みたいなことを言われたこともあります。そういう場面でも私は優しい嘘みたいなものはつかずに、ちゃんと「それはできない」と言った覚えがあります。ずっとなんて約束できないのに、この時間が続いてほしいという思う人は年齢に関わらず多くいるのかもしれませんね。
約束に関してとある例を思いつきました。
例えば、子供が「ママこれ買って」「ママここに連れて行って」と言うと、「また今度ね」とか「いつか行こうね」と返答する母親がいると思います。すると、子供は「約束してね」とか「絶対だよ」と言うと思います。それは母親が自分の希望を叶えてくれるはずだという信頼の証でもあると思います。しかし、そういう場合、親は分かったふりをして、その約束を守ることなくすぐに忘れてしまうものです。
約束というのは、守られるときもあれば破られるときもあります。自分から約束しておいて、守らない人もいます。そんなに厳しくみるのは良くないけど、約束はなるべく守ってほしいなあ…と私は思います。守れなくてもいいけど、その程度だったのか…って、なんだか少し落ち込んでしまうんですよね。
まあ、私が自分に対して厳しすぎる面や規則に厳格な面があるので、人に対してもそういうふうに感じるのかなあ…と思います。守れない約束なら最初からしないでほしい…と思ってしまうのは、私だけでしょうか。みんなそんな些細なことを気にしないのかもしれませんね。人の言うことは何をどこまで信じればいいのか、難しいなあと感じています。自分が信じたくても、信じきれないことが私は多いです。人を信じることに対して悲哀を感じている気がしました。何を言われても大して心に響かないような感じがするし、よく分からないフワフワした気持ちでいます。