横断歩道の話
今日は帰りに、私が横断歩道で赤信号を待っていたら、堂々と赤信号の横断歩道を渡ってくる向かい側の人たちとすれ違いました。横断歩道を挟んだ先で信号を待っている人たちが「え?赤信号だよね…。」と言っているのが聞こえてきました。私の隣にはサラリーマンの人が赤信号をちゃんと待っていました。車が来ていなくても、赤信号を待っている人がたくさんいるのに、5人くらいの人が堂々と渡ってきたので、私は少しびっくりしました。
禁止されているような事柄でも、自分一人だけではなく小さい集団で行うと抵抗なくできてしまうものなのでしょうか。もし一人だったら、信号を待っている人たちがいる中で、彼らは堂々と赤信号を渡れたのかな…って、少し疑問に思いました。「赤信号みんなで渡れば怖くない」みたいに、自分たちを無意識に正当化するような状態になっていたから、彼らは平気で信号無視をしたのでしょうか。
名古屋市の中心区である栄駅付近を歩いていたから、路上禁煙区域の標識をいくつか見つけました。でも、また横断歩道で赤信号を待っていたら、歩きたばこをしている人が何人かいたので、不思議に思いました。すぐ近くに喫煙所もあったのになあ…って、私は喫煙所の存在を思い出していました。警察に見つかったら、過料が取られるんじゃないかな…って思って、私はその人たちを歩きながらチラ見しました。
私は家の最寄り駅に着いてからは、地下鉄の駅から出て信号のない横断歩道をいつも渡ります。信号のない横断歩道で歩行者・自転車が待っているときは、車はストップして彼らに道を譲らなければいけません。でも、私が待っていても、他にも待っている人がいても、止まってくれない車が多いです。警察に見つかったら一応点数が付けられるんだけどな…って、たまに残念に思います。一時停止の標識があるのに、スピードを緩めるだけで、ちゃんと一時停止していない車をみても、あ…って私は思ってしまいます。
愛知県は交通事故が多いからこそ、自動車学校で厳しくいろんなことを教えてもらえました。信号無視と制限速度の超過が主な交通事故の、車の運転手側にある原因です。でも、赤信号でも平気で横断歩道を渡る危険な歩行者・自転車の存在も原因としてあるはずです。せっかちな人が多いんでしょうか?事故が起こると車側に責任が求められがちだから、歩行者・自転車こそちゃんと交通ルールを守ってほしいな…とも私は思いますね。
回数は少ないけど、私も夜道を歩いているときに赤信号の横断歩道を渡ったことがあります。でも、それは車がまったく走っていない夜の時間帯で私以外に人がまったくいなかったときでした。他には、時間帯に関係なく、信号の点滅状態から横断歩道を渡り始めて途中で赤になってしまった、という場合がほとんどです。
よっぽどのことがない限り、交通ルールはちゃんと守っておいた方がいいかな…って思っています。交通ルール以外にも規則・法律をちゃんと守っておけば、基本的に自分が損をすることも、不利益を被ることもありません。
赤信号は「止まれ」というのは、子どもでも分かるルールです。基本的に子どもたちは止まり、一部の少数の大人たちは渡ります。心の中でいけないことをしている自覚はあるはずです。でも、赤信号でも渡る人たちは多くいます。それでは、心と行動にずれが生まれてしまうような気もします…。
1つ1つは小さなずれだけど、それが積み重なって大きなずれになる可能性もあります。便利な言い訳で自分との約束を破る人は多いです。私も自分との約束をよく破っています。人との約束は守るのに、自分との約束を平気で破ってしまうことが多いです。こんなことをしてばかりいるから、自己嫌悪に陥って自分を嫌いになって、自分からも嫌われているのかもしれません…。
大人はなぜ「赤信号」を渡ってしまうのか?
その理由は、言い訳しやすい状況が整っているから、といえる気がします。たとえば、遅刻ギリギリで時間の余裕がない、くわえて心の余裕もない、明らかに車が来ない、他の人も渡っている、毎日通る道だから車が来ないと知っている…など、こんな感じですかね。
特に、余裕の無さが引き金になって、本来超えるのは良くないとされるラインを超えてしまうと考えられます。人の意志はそれほど弱いものです。だから、自分で確固たる強い意志を持って行動できる人って、とてもすごい人だと思います。赤信号を待つということに固い意志は必要ないと思うけど、私の中の「赤信号=青になるまで待つ」という認識はこれからも変わることはないので、赤信号を待つことを大切にしたいなと感じました。