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苦労しない方がいい

できないことはやらない、やりたくないことはやらない、そういう選択肢を取る人が現代では増えています。それは本人がやりたくないと言っているだけで、本当はやらない=やれない、であることが多いです。無意識の水準で自分にそう言い聞かせているか、思い込ませているだけで実際はできないからやれないし、やらないという感じになっているらしいです。でも、いろんな選択肢が増えたのは、恵まれた世界になった証拠なのかもしれません。

若い頃は苦労をした方がいいなどと言う輩がいます。苦労は買ってでもしろと言う人もいます。私はいらない苦労をして変に大人びる必要はなかったんじゃないかな…って、今では思っています。確かに苦労や失敗、挫折などを味わうと、順調満帆な時に比べて学ぶことがあり、自身の成長に結びつくこともあります。だけど、苦労は時に人に多大なるストレスを与えて、負の成長を促すこともあります。ストレスは体を、そしてときに心をも蝕むものです。

苦労したことで成長する人もいるだろうけど、中には苦労して性格が曲がってしまったり、人生を間違えたり、ひどい人間になってしまう人もいます。私はいらない苦労を重ねた結果、不健康になってひねくれました。気苦労の多い人生を送っているような気がしてなりません。自分だけが苦労していると思い込むのは良くないけど、たまにそう思ってしまいます。

自分から苦労なんて買わなくても、大抵苦労というのは絶えず私の身に降りかかってくるものでした。変な苦労はしない方がいいと私は思います。変な苦労を重ねてきて、今から来る苦労が「いらない苦労」か「いる苦労」かもなんとなく分かるようになりました。

心配や悩みによる取り越し苦労と認識の間違いによる苦労は「いらない苦労」です。何か達成したい目標やそれに向けての努力は「いる苦労」です。余分な「いらない苦労」を重ねれば重ねるほど、私の場合はうつっぽくなるだけでした。今でも「いらない苦労」がとても多いから、苦しいとか辛いとか、そんなマイナスな感情ばかりで埋め尽くされてしまうのかな…と思います。

早く休みたいなって、いつも思ってしまいます。休みはちゃんと取っているはずなのに、全然足りていないようです。休みを取れているようで実はちゃんと取れていないのかもしれません。やるしかないか…って、本当は私がやりたくない(できない)ことを割り切ってやるのにもいい加減疲れてきました。

やりたくないことを続けても体調を崩すだけでいいことが何もないように感じられます。自分がやりたいと思えることを気の向くままにやること、つまり遊ぶこと?とかができたら、元気になれるものなんでしょうかね…。

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