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欠点を受け入れられない
1. 欠点を自分で嫌う
私は自分の粗さがしをしては、見つけた欠点を受け入れられていません。自分の長所ではなく、こんなにも短所ばかりに目が行くようになってしまったのはなぜだろうと…と思いました。欠点は直すものという認識が強いから、欠陥人間である自分を直したいのかもしれません。長所を伸ばせば、自分の短所なんて気にならなくなるかもしれないけど、私は自分の長所が本当に分かりません。
私は自分の欠点を嫌っています。自分の嫌いな欠点を見つめると、焦り、自己嫌悪し、不安になります。だから、直そう、隠そうとしてしまいます。それが癖になってしまっています。自分の欠点が認められないから、それを他人にも投影して、私の欠点は嫌われるものであると思い込んでいます。
2. 仮面をかぶる
「暗かったら嫌われる」「人と関わりたくないとい本心が知られたら社会から断絶される」と思うから、「明るく振舞う」「人との関わりを増やして社会から見放されないようにする」という補償行為をするようになりました。ずっと仮面をかぶって生きています。
そして、仮面をかぶっていることがバレたら絶対に嫌われると思うので、その事実を完璧に隠そうとしています。だから、欠点を嫌った分だけ、ものすごく完璧主義になってしまったな…と感じています。今の生活は、私が本来苦手なことを多くやっているし、ストレスがたくさん溜まります。
3. 欠点は直らない
でも、そうしていても欠点というものは直らないと思います。むしろ、「本当の私は暗くて、社会には受け入れられない」って思いがずっと残っている気がします。「暗い」を隠して「明るく」しているということは、「暗い」の外側に「明るい」という張りぼてを付けてるようなものです。私の内側にある「暗い」部分は、「明るい」でコーティングされてしまって見えなくなっているだけで、完全にはなくなりません。
だから、そんな風に本来の自分の暗さや人に対する恐怖心を隠そう、直そうとして明るく振舞ったりしても、ちっとも自分ではすっきりしません。自分では欠点をどうすることもできないのでしょうか…?
4. 自分に嫌気がさす
欠点がない人間はいないのに、私の目に映る周りの人はみんないい人です。周りの人に欠点があるとは感じられません。深く関わっていないから、その人たちの表面的な優しい部分だけしか見えていないのかもしれないけど、そういった人たちと関わると苦しくなります。
周りの綺麗な人たちと汚くて心が腐った自分…。残酷なまでの大きな差を感じてしまいます。私は自分を過小評価するようになり、本来の自分の、欠点や汚点が露呈することを過剰に恐れるようになりました。
人に優しくされる度に、なにかその人に疑いをかけようとする自分にも嫌気がさします。優しい人の裏の顔を考えてしまいます。私のことを嫌っていて、本当はちっとも私のことを必要ともしていないし、どうでもいいと思ってるんだろうな…って、思ってしまいます。
5. 優しくしないで
必要以上に人とは関わらず、最低限に留めておけば、私は、はなから周りの人には必要とされないから、「この人たちは私のことを必要としてくれない…」と傷つくことも起きません。
私はいつも嘘の優しさを周りに振りまいているだけであるから、周りの人の本当の優しさは、私が手にすることができないものだと思っています。もちろん、それらすべてが本当の優しさではないかもしれないけど、私には嘘の優しさしかないから、本当の優しさを持っている人を羨やんでしまいます…。
人に優しくされると私が苦しくなる理由は、嘘にまみれた優しさしか振りまくことができない自分と、本当の優しさを持てている人との間にギャップを感じてしまうからです。だから、私に優しくしないでほしいと思っています。私が、優しい人・温かい人よりも優しくない人・冷たい人の方が一緒に居て過ごしやすいと感じる所以はここかもしれません。優しくされると苦しいです…。