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鏡に映る自分

家に置いてある鏡。
洗面所の鏡。
トイレの鏡。
地下鉄の電車の窓。
ガラス張りのお店。
スマホの真っ暗な画面。


そういったところに自分の姿が映し出されますよね。でも、私は自分の姿を見るのがなんか苦手なんです。醜形恐怖というわけではないのですが、鏡に映し出される自分も写真の中にいる自分にもあまり目を向けたくないんです。何だか、気持ち悪くてあまり見たくないんです。

自分の姿は自分の目では、直接見ることができません。鏡やカメラのレンズを通してでしか見ることはできませんよね。いざ、そういうもので自分の姿を直視すると、私は得体の知れない嫌悪感が芽生えます。そんなに自分のこと・自分の姿が嫌いなんでしょうかね…。


大学では、スマホの画面を見て、自分の前髪を直したり、髪の毛を触っていたりする女の子をよく見かけるのですが、それは自分の中での「きれい」な状態を保っておきたい、という気持ちの表れだと思っています。自分が思う「かわいい」というこだわりがある女の子は、私は素敵だなと思います。(授業中に髪の毛を触り続けるのは、あまり好ましくはないですが…。)


トイレで身なりを整えたり、メイクを少し直したりしている女の子もよく見かけます。私はそういう人の姿をチラッとだけ見るのが好きです。「かわいくありたい」というのが少し伝わってきて、「かわいいな」と思うんです。


私が一日のうち、鏡をちゃんと見るときは限られています。

朝に洗面所で顔を洗って、髪の毛を結ぶとき。
家に帰って、手を洗って、顔を洗うとき。
夜に洗面所でシャワーを浴びる前のとき。
お風呂場でシャワーを浴びているとき。

外では、堂々と自分の姿を確認することがなんかできません…。見た目を気にしだすと、切りがない感じもするので、前髪が崩れても、あまり気にしていません。逐一確認していたら、私は多分かなり疲れてしまうと思います。


私は鏡の中に映る自分も、写真の中におさめられている自分もそんなに好きじゃないです。だから、自分の姿を見るのは最低限にしています。見ていたら、愛着が湧いてくるというわけでもないんですよね。私の場合ですが…。


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