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整形の話

私は時々、自分が不細工なのかそうじゃないのかを考えることがあります。自分の美醜が単純に気になるんです。

結論から言うと、私は不細工ではないと思います。理由はいろいろあります。

私は誰からも「不細工」「ブス」と言われたことがないです。今まで生きてきて、「不細工」「ブス」と言われたことはなかったと記憶しています。色素の薄い見た目に関してはさんざんあれこれと言われてきたのに、「不細工」「ブス」とか、「気持ち悪い」という言葉は言われませんでした。むしろ、たまに「かわいい」と言ってもらえることがありました。だけど、私は女子が言う「かわいい」は信じていないので、自分は不細工ではないという結論に終止させています。

私は兄に「あんりは不細工じゃない。普通。」と言われたこともあります。私は兄の言葉を信じています。兄は口が悪いし、そんなことでいちいち嘘をつくような真似はしないし、私の最も身近な男性だからです。

母には「かわいい」と言われたことがたくさんありました。家でダル着で過ごしていると「服を着替えてもっとかわいくして」と時々言われます。私は家でかわいくいる必要はないと思っています。外には、さすがにちゃんとした服を着ていきますが、外でも絶対にかわいくいなきゃいけないということはないと思っています。

でも、私は18歳の時に母から目の整形を勧められました。母は昔、何らかの目の整形をしたそうです。お金を払ってくれるとか言ってたけど、私は目の整形をしたいとは思っていなかったし、母の言いなりになるのが嫌だったので、普通に断りました。整形を勧められるのは「不細工」と言われているようで、不愉快でした。

整形するとしたら、顔のホクロを除去するくらいかなあ…と思うけど、メイクで隠せるから取らなくても大丈夫ではあるんですよね。私は整形する必要性というものを特に感じていません。興味はあるにはあるので、肌を綺麗にする肌治療くらいはいつかやってみてもいいかなあ…という感じです。大きい整形は痛そうだし、とても大変そうです…。

私は顔が薄い方だと思います。顔の彫は浅くて、目はどちらかというと細めで、鼻は低めで、口は小さくて、眉毛は薄いです。舐められやすそうな顔、雰囲気をしていると思います。道行く人に声をかけられやすいし、先生にやたらと目を付けられやすい感じがします。でも、そういう顔なんだから仕方ない…と納得しています。不細工ではないなら、それでいいじゃないかと思っています。

整形をするのは個人の自由だと思います。でも、電車の広告とかで二重整形の宣伝がしてあったり、高須クリニックの高須幹弥先生(私は好きです)を見掛けると、妙に煽られてるような気分にもなるんですよね。

もちろん、綺麗になれたり、自分の理想の顔に近づけたりできるというは自信にもつながるだろうし、素敵なことだと思っています。外見を重視されるのは、どこに行っても当たり前のことですし、人間、どうしても見た目には引っ張られてしまうものです。

目は一重より二重の方がいいだとか、鼻は高い方がいいとか、顎は短い方がいいとか、目と眉は距離が近い方がいいとか、顔が面長なのは微妙だとか…。なんとなく、世の中にはそういうイメージが作られて、そのまま根付いていますよね。美容業界なんていうものは、知れば知るほど自分の顔の粗が見つかっていくだけのような気がするなあ…と思っています。

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