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大学で学ぶ意義

私は中学生の頃から、勉強に固執するようになりました。勉強だけが自分の取柄だと思って、藁にも縋る思いで、テスト週間は22時に寝て3時に起きて勉強するというような生活を送っていました。(今はそんな生活は送っていなくて、不規則な生活習慣です…)その結果、高校は進学校に合格できたけど、私が高校1年生だった2020年の春頃はコロナで休校になっていたので、なんか燃え尽き症候群みたいになってしまって、勉強がうまくできなくなってしまいました…。

対面授業が始まってからは、周りの優秀な人たちに圧倒されて、自信を失っていきました。高校生の時は落ち込んだままずっと生活していました…。私が高校生の時は、学歴至上主義の考え方が強くて、有名大学に進学することがすべてのような気がしていつも焦りを感じていました。進学校だったので、「クラスの最下位の人が名古屋大学を目指せばいい」というようなことを言う先生もいました。そして、高校3年生の時は、東大や京大とか早慶の赤本を持っている同級生を見ては、本当に病んでいました。


今私が通っている大学は、私の第一志望の大学ではありません。親元を離れたかったので、関東とか近畿地方の大学に興味はあったけど、行きたい大学もよく分からなくて、結果的に地元の大学に進学することになったという感じです。でも、今の大学で私は十分に満足しています。逆に第一志望の大学に落ちて良かったかもしれない…とも感じています。

大学受験が終わってから、何かが吹っ切れたような感じがします。学歴がすべてじゃないのは、本当にそうです。だから、今では学歴を聞かれるのがすごく嫌になったのかもしれません…。「○○高校なのに、なんで○○大学なの?」とか「東京の大学は目指さなかったのか?」って言われて、なんか失礼だな…というか、不快に感じたことがあります。もう終わったことなのに、なんでそんなに人の受験事情が気になるのか、私はよく分かりませんでした。


勉強が得意な人よりも苦手な人の方が多いと思います。多くの人が苦手であり、やりたくないと感じる勉強に対してどれくらい真摯に向き合って努力したのか、というのを計る指標の一つとして、学歴が見られるんだと思います。有名大学に進学する利点は、勉強や研究に適した環境が非常に整っている、有名な教授が在籍している、レベルの高い学生が集まる場で学べる、自分の選択肢を増やすことができる、就活の時に学歴パンチができることなどが主に挙げられると思います。

私は、ずっと自分が行きたい大学というのが本当に分かりませんでした。だけど、私が今通っている大学はいいところです。個人的には、どこの大学で学ぶかということよりも、何をどれだけ学ぶかということを大切にしたいと思っています。自分の受けたい授業を上限の許す限り、いくらでも取れるというのが大学の魅力です。せっかく大学に入ったのだから、学べることはたくさん学んで、私は自己投資をどんどんしていきたいです。

大学は自分より頭の良い人に出会える貴重な機会の一つです。人は自分に足りないところがあると知り、そこから新たに何かを得ることができます。その時、人は学びの渦中にいます。だから、大学で自分には敵わないと思える人(私の場合は主に先生です)に巡り会い、学ぶ楽しさを知ればいいのだと思います。大学で学ぶ目的や意義の大半は、それじゃないのかなと私は思っています。

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