お腹が空きすぎても頭痛は起こる?
お腹が空きすぎた状態。
つまりは、血糖値が低くなっている状態のことをいいます。
血糖値が低いとは血液中のブドウ糖の量が減っている状態。
ブドウ糖とは
→脳が働くためには欠かせないエネルギー源
血糖値が低い状態になると、脳はエネルギー補給を求めて副腎皮質ホルモンから血糖値を上げるためにアドレナリンやノルアドレナリンのホルモンを分泌します。
アドレナリン、ノルアドレナリンは、血圧を上昇させたり、心拍数を増加させ、脳の覚醒をさせるといった作用を持っています。
脳の血管を、アドレナリンやノルアドレナリンが分泌することによって、過度に収縮・拡張させ、片頭痛の原因になると考えられているのです。
また、低血糖時の脳への血流量の低下を補うため、血管が拡張しやすくなることも言われています。
分かりやすくまとめると、
血糖の低下は脳の働きが鈍くなるため、
生命や体の危機に繋がるとして脳はアドレナリンを分泌して、
エネルギーの補給を体の各器官に命令を出します。
その結果脳内の血管は拡張します。
そして、神経を圧迫して頭痛を起こしてしまうのです。
血糖値が低下すると、脳は空腹であることを発信します。すると私たちは、ついお腹が空いているため、一気に糖質の多い食物から食べてしまい、摂り過ぎてしまうことがあります。すると今度は、血糖値が上がり過ぎてしまうのです。
体は血糖値が急激に上昇すると血糖値を下げようとして、膵臓からインスリンというホルモンが分泌されます。
体の変化を察知したインスリンの活躍で、今度は血糖値は下がりぎみになります。すると脳はアドレナリンなどを分泌します。
すると、
お腹が空いた → 血糖値が下がる → 頭痛が起こる → 急にたくさん食べる → 血糖値が上がり過ぎる → 血糖値を下げようとする → 頭痛が起こる
という負のループに陥ってしまいます。
食事の仕方の工夫で、空腹時の頭痛は予防できます。
お腹が空いているときは特に、血糖値をゆるやかに上げるような食事の仕方が大事です。
糖質が含まれているものはあとにして、先にベジタブルファーストですね。お野菜やスープからいただきます。
すると血糖値がゆっくり上昇し、インスリンが過剰に分泌されることを防ぐことができます。
ベジタブルファーストにすることによって、痩せ体質も造ることが出来ますよ。←また別記事にてアップしています。
痩せ体質を造ることも出来るし、頭痛予防にもなるし一石二鳥ですね。