【言葉遊び?】物は言いよう【安楽死反対派あるある】

安楽死反対派あるある手段として、『言葉のイメージや組み立て方』を巧みに利用して反対論に持ち込みがちというものがある。

例えばこの記事に出てくる…

イギリス議会で、終末期の患者が死を選ぶ権利を認める法案が賛成多数で可決され、成立に向けて前進しました。欧米では安楽死を法制化する動きが相次いでいますが、高齢者などが死を選ぶことにつながるおそれがあるとして、反対の声も上がっています。

死を選ぶことにつながる《おそれ》←ココ

死を選べることは自己決定が叶う意思尊重ということであり、良いことだ。
しかしそこに《おそれ》という言葉をくっつけることで、さも恐ろしい問題かのようにイメージを付け、反対に持ち込めてしまう。
なんともしょうもない手口だが多くの人は引っ掛かる。日本の安楽死反対論の文中にもこれで溢れている。

また「死を選ばざるを得ない状況につながる」というこじつけも反対派あるあるだ。
しかしこれも死を選ばざるを得ない状況が問題なのであって、死を選べること自体は問題ではない。

安楽死制度がない国で死を選ばざるを得ない状況になったなら首吊りや電車に飛び込むだけで、結局死ぬことには変わりないのだ。

そしてこれは安楽死裁判の裁判官も使った言葉ですが、

命を《奪う》←ココ

本人に"頼まれて"安楽死処置した人のことを『命を奪った者』と表現するのが日本語としておかしいことはド底辺高卒の私でもわかる。
奪うとは本人が認めてないのに勝手に取ってしまうことを言う。
「これいらないからあげる」とか「捨てといて」と言われ従うのは「奪う」とは言わない。
それを大学や大学院の法学部とか出てる裁判官がわからないのはありえず、まぁわざとですよねと。

命を奪う者とは、本人が望まない死刑の判決をするあなた達のことだ。

あとこれもよくあるパターン
『安楽死ってつまり殺人だろ?(自殺だろ?)けしからん!反対!』

殺人や自殺の言葉の悪いイメージを利用した反対論。
ほっといて死なせる『見殺し』のイメージの悪さには言及しないところもポイント。
悪イメージの付与は、反対したい事柄にだけ行うのだ。

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安楽死ではないがこれも言葉ネガイメージネタ。

なんだよ、クスリはリスクって。親父ギャグか。
そういえば昔「オイルは老いるって意味だからダメ」とかでオイルフリーのスキンケアが過度に持てはやされていたことを思い出した。英語圏で作られた言葉(oil)に日本語の老いるの意味が込められてるわけないのにね。
酸化を根拠とするならわかるけど。

他にも言葉じゃないけど『小麦色の日焼け肌=健康、日除けした白肌=不健康』みたいなしょうもないイメージもありました。
今も昔も、イメージに左右される者だらけということです。
そりゃ反対派も言葉のイメージ戦略に走りもしますよね。

#安楽死 #安楽死反対派あるある #安楽死反対

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