家族を捨てた話
まず親が私を捨てた
高校生の時に私は1度捨てられた。
引っ越しを機に、私を祖母(母の母)の家に置いて行った。
母と弟2人は近くのアパートに引っ越した。
理由は「新しいアパートは狭いし、仕方ないでしょ」というものだったが、
たぶん母が私を気に入らなかったからだと思っている。
当時(変わってなければたぶん今もだけど)、母は男をとっかえひっかえしていて、その度に家に連れてきては子供たちに家族ごっこをさせたがるのが私は嫌だったし、断っていたから。
たぶん私はその後の男の前では存在しない子になったんだと思う。
弟が洗脳から解かれる
数年後、ある程度弟たちが大きくなると、母がおかしいことに気づいてくる。
上の弟が祖母宅に避難してきた。
だが、彼は中間子らしく母のご機嫌も取りつつなぜか両方の家を自由に行き来する要領のよさを発揮する。
当然上2人がいなくなると、1番下も寂しいのか祖母宅に入り浸る。
そこで、初めて母は危機感を覚えたのだろう。
いい母親感を出したいのか謎に「最近元気にしてる?」等のメールが送られてくるようになる。
母は祖母とあまり関係がよくないので祖母宅にはほとんど来なかったが、無視し続けたらときどき来るようになった。
タイミング的にも震災があったりしたのもあるだろうけど。
母の夢はみんなが仲のいい家族をすることらしい
そんなことを言われたことがある。
「は?どの口が言ってんの?」ってのが正直な感想でしかないんだけど、たぶんこの人になにを言っても無駄なんだなって確信したのがこの瞬間でもあった。
私はこの言葉が心底嫌いだ。
家を捨てた後もこの言葉が数度メールで届いたが、無視してたら来なくなったので、結局口先だけか、察してくれたか。
それとも新しい男に夢中なのか。
真実は当人のみぞ知る。
段ボール10個
これが私が家を捨てた現実だ。
20歳になった数日後には家を探し、保証会社等々を使って契約を済ませ、近所のドラッグストアでご自由にお持ちくださいコーナーからもらってきた、形も大きさもバラバラの段ボールに思い入れのある衣類や本、本命のグッズやら音源やらを詰めてクロネコヤマトで新居に送った。
そして、祖母に「もう帰らないから」とだけ伝えて捨ててきた。
こうして書くと意外とあっさりしているようだけど、20歳の小娘には意外と大変なことである。
役所関係の手続きなんて初めての連続だし。
市役所やら区役所内で色んな課をたらい回しにされたりもしますが、向こうもお仕事なので許してあげましょう。
大抵のものはどうにかなる。
そうして私は家を捨てた。
とにかく20歳まで耐えてお金を貯めろ
これが大事。
20歳になれば、実力行使で捨てることが可能です。
あと、意外と毒親は追ってきません。
無視しましょう。応えたらつけあがります。
彼女らは自分のことしか考えていないので、自分に構ってくれないと判断したら逆上してきたりもしますが、それも無視してれば自分の世間体の方が大事なので大抵の場合は強硬手段には出てきません。
強硬手段に出てきたら、迷わず警察と役所。
20歳超えていれば、こちらの自由や意思が尊重されます。
こんな感じで今日はここまで、またの機会に(´・ω・`)
社会に貢献します、とか偉そうなことはいいません。貰ったらハーゲンダッツを食べたりヒトカラしたり、いっぱい貰ったら新しいパソコンを買ったりして「私が」幸せになります。