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手形・小切手の話 【昔の商慣習を手放せるか❓】

(参考・みずほ銀行案内より)

 私事ですが、1992年から約十年間にわたり、

「自動車ディーラー」ならぬ

「建設機械ディーラー」において

「手形管理(業務量は「受取手形9・支払手形1」の割合)」

に、まさに身も心も捧げてきました❢


たま~にある


「銀行の(美しい)女性との合コン」

「今ではNG!?な銀行からの接待」


のような「甘い汁❓」の見返りとして、心はボロボロとなり、結果21世紀初頭から


「転職ジプシー」


と化してしまったのです💦


 私の時のような中小企業で大量の受取手形を管理するというのは、想像を絶する業務量だったのです❢

 特に建設機械の場合、

「所有権留保」

という事情があり、よりナーバスにならなければなりませんでした。

所有権留保とは

割賦販売(月賦などの分割払)の際に、売主が売買の目的物を引き渡しても、残代金の確保のために目的物の所有権を買主に移転せず、自己の所有権としてとどめておくこと。

 僕に文才があれば、当時の「七転八倒」は小説にも映画にも出来ます❢

 てか、誰か取材してくれませんか❓😅

 冗談抜きで壮絶な経験をしてきました。

 一つだけ例を上げると、本来は3者(社)間の商いで使うはずの「為替手形」を買主(取引先)と売主(私の会社)の2社間でも利用する会社がありました。

 詳しい話は一切省きますが、何故買主がそんな事をするかというと、フツーの受取手形ならば買主が貼る収入印紙代を、この為替手形のスキームを使えば全て売主に負担させることが出来るからです。

 この買主はほぼ毎月

「60回割賦(毎月均等60ヶ月にわたる支払)手形」

で支払ってくるので、僕は毎月60枚の収入印紙を買って、ここでは話せない

「超グレーゾーン」の仕事に忙殺される合間にせっせと貼っていたのです(;_;)

 周りの同僚や上司は一切

「見て見ぬふり」ですからネ❢

 まぁ今の日本企業も同じだと最近でもよくわかりますが...

 それに当時は

「バブル崩壊下」

 毎月数万円に及ぶ印紙代はバカにならなかったはずですが。


 そんなわけで、20年以上経った現在ですから、もう手形・小切手は「化石化」していると思っていましたが、まだ道半ばであることが先日の日経新聞でわかりました⤵

 ゲスの勘ぐりですが、賢いエリート階層のメガバンクがこんな「くだらない」手形小切手業務なんてさっさと手放したいのは当然です❢

 僕な一番恐れるのは、それでもこれまでの「商慣習」を捨てられない一部の日本の中小企業が、手形小切手にこだわり続けはしないかと。

 支払先が昔からの「昵懇の仲」であれば、紙の手形小切手であれば支払猶予もしてもらいやすい、とかネ💦

 今回は「今さらジロー」なマニアックな話で恐縮でしたが、手形小切手に限らず、企業の事務方って

「考え方一つで容易に業務効率化」

が叶いますので、是非考えてほしいと思い寄稿しました🙏

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