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「藤堂高虎」考...偉人像は時代と共に変わる
先日、BSイレブンで放送されている、
「偉人・素顔の履歴書(毎週土曜夜 8時00分~8時55分)」
を観て以来、「藤堂高虎」にすっかりハマってしまっています。
https://vod.bs11.jp/video/ijin-sugaono-rirekisho/
歴史家を勝手に自認してる私でさえ、これまで高虎の名は、
「戦国時代の武将だろうけど、具体的には??」
程度の認識しかありませんでした。
冒頭で番組解說の加来耕三さんが、
「大河ドラマの主役を張ってもいいくらいだ!」
と豪語していても、ほとんどスルーしていたくらいです。
しかしそんな浅はかな思いは、番組が進むほどにドンドン消えていってしまいました。
長いこと「終身雇用制」が蔓延っていたこれまでの日本では、ころころ主君を変えていった高虎に対して、
「裏切り者」「恩知らず」
等々、ネガティブな印象が中心だったようです。
これまではその反対、時に自己犠牲を伴いつつも一生1人の主君に付き従うような偉人が良しとされて来たのです。
もっとも、僕みたいな変わり者(数え切れない転職回数etc)にとってみれば、
「自己犠牲ってなんなの?」
「会社はともかく、上司(≒主君)は選べないのだからサァ」
って最初から不満を述べるわけなのですが😅
お堅い日本でも、少しずつですが「終身雇用制」が崩れつつあり、それに伴い「偉人像」も変化していくのです。
藤堂高虎は、まさにこんなこれからの時代の良き「ロールモデル」です。
彼が今評価されるべき点を、元NHKアナウンサーの松平定知さんがわかりやすく説明してくれております。
こちらです⤵︎
https://www.nec-nexs.com/bizsupli/leader/matsudaira/05.html
一番初めのくだりに書かれている通り、高虎はあの元メジャーリーガー・イチローをも上回るレベルの「収入アップ」を果たしています。、
それを主君を何度も変えながら遂げていったのは、当時としては異色であります。
そこには、「城造り」という分野に特化した先見の明もあったのですが、今の時代を生きる我々にとって、どこから切り取っても興味は尽きません。
妄想ですが、今後「高虎ブーム」が起きる可能性も高いのではないでしょうか?
最後ですが、高虎はに「高山公遺訓200か条」という文書を残しています。
先日前半部分だけ読んでみたのですが、いきなりではなかなか理解に苦しむくだりも多いです。
ただ私はこれに「日本版論語」のような期待を感じます。
読みこなせていけば新たな学び、気づきが降りて来そうで、今後の歴史探究にさらなる気概を持つ次第です。
私は日本の偉人では小さい時から「渡辺崋山」を崇拝しておりますが、ここに来て新たな人物が現れた次第です!
では
#藤堂高虎
#素顔の履歴書
#加来耕三
#松平定知