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内藤湖南から広げる中国観

 先日のNHK BS1「英雄たちの選択」で取り上げられた「内藤湖南」。
      
「(自称)歴史家」の私が大きなテーマとしたいものの一つが、
「近いようで遠い存在の『中国』を深く知る」
ということ。
      
内藤湖南はそんな僕にとってかなり刺激的な人物に映りました!

番組ホームページ⤵︎
https://www.nhk.jp/p/heroes/ts/2QVXZQV7NM/episode/te/X7XNQVJYZQ/
      
まぁ正直、
「名前くらいは知っている」程度でも予備知識があれば良かったのですが、残念ながらこの番組で名前を初めて聞いた有様。
      
彼はなんといっても中国史における足跡が一番大きいのですが、他にも「邪馬台国畿内説」を主張されたり、「今日の日本を知るには応仁の乱以後の歴史を知っていればそれで十分」などといった独特の日本史感も持ち合わせていらっしゃったよう。
     
何故に「応仁の乱以後」なのでしょうか?それも興味津々です。
     
また彼の中国観では、太平洋戦争終結までの日本の一連の中国進出を肯定するスタンスだったので評価が難しいとの指摘も番組内でありました。
      
今の僕にはそこまで読めませんが...
     
いずれにしろ、良きにつけ悪しきにつけ彼の思うところを探ってみるのは興味深い気がします。
      
少しオーバーかも知れませんが、昨今の情勢を鑑みると、中国について語ること、特に中国を「肯定的」に語ることがなんとなくタブー視されはしないかという懸念があります。
     
そんな中でも私は、何千年という長い時間軸で、「好き嫌い」とは一線を画する、
「魑魅魍魎」
「摩訶不思議」
な顔を持つかの如き中国を知るのは決して無駄ではないし、むしろ両国の将来のためにしっかり向き合いたいと思うのです。
     
ですので、内藤湖南のような先人は僕の背中を押してくれるメンターですネ!
     
実際私も、現在の情勢下では中国に対して決して相容れない要素が多いのは事実です。
     
が、少なくとも幕末の黒船来航までは日本に最も影響を及ぼした国であり、その影響(功罪)は今なお大きなものがあるでしょう。
     
今は内藤湖南の収まった「引き出し」を見つけた興奮にばかり目がいってますが、また新たな引き出しがきっと見つかるだろうと期待しています。
     
貴方の引き出しに隠れていたものを見つけた興奮も是非教えてください!
      
では
      
#内藤湖南
#中国史
#英雄たちの選択

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