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上段対策と上段選手が強くなる方法を解説

このnote投稿は2023年7月1日voicyの音源の内容をもとに作成したものです。

どうもプロの剣道家として剣道世界普及をしている、剣道家の梶谷彪雅です。剣道YouTube 発信したり、講演会を行ったり、剣道指導をしております。

本日は「上段が強くなるためには?上段に対して」この2つのテーマでお伝えしていきます。私自身があまり上段が得意ではない、というのと上段でやったことがない、というのであまり良い意見ではないかもしれませんが参考にしていただければなぁと思います。

「矯正型の竹刀」綺麗で正しい構えを目指そう!

より上から握ることで重心が乗り、刃筋正しく打突ができる竹刀となっております。是非興味がある方は覗いてみてください。

「サイズ小学生用はありますか?」 という質問もありました。
※サイズは以下の通りになっています。

・上達型の竹刀は37(サブナナ)〜39
・矯正型の竹刀は28(ニブハチ)〜39

小学校用の竹刀ももちろんあり、矯正型の方は小学校用からあった方がいいなって思っていて最初から丸かったらうまく握れないじゃないですか?(グー握りになってしまう)でも小学生用から矯正型でしっかり手首が返せて上から握れるようになっています。

という私も小学生の時にそんな竹刀があったらよかったな、という風に思いました。是非興味がある方は覗いてみてください。 

▼正しい握り構えができる!『矯正型竹刀』▼


上段対策で重要な2つ+構え方について

本日は「上段に対して、上段が強くなる方法」をざっくりお伝えしていこうと思います。もっと細かいところあると思うんですけども尺が足りなくなるのでご了承ください。

まず上段に対して大事なことが2つあります。

1つ目が間合いです。いかに相手の届く前に入らないか、そして自分が打てる間合いに入るか。これは前技と同じではありますが、より上段は難しいと思います。上段は片手技があるので、相手の技が伸びてきます。なので自分が「ここからは打てない」と思ってる場合でも相手からは届いてしまうことがあります。

そこをいかに相手が打てない間合いから打てる間合いに入るか、「間合いを盗む」という表現になってしまうんですけれども「間合いに入っていくか」が重要になると思います。この間合いの盗みがバレバレの人がいます。

特徴として「足の幅が大きい」ということです。足の幅が一歩が大きいと、どうしても右足に体重が乗る瞬間になってしまうので1本を狙われやすくなって、居付きやすくなってきます。

体が止まりやすくなってきて、そこを打たれてしまう可能性が上がるので、できるだけ小さい足さばきをしながら間合いを盗むことを研究する必要があります。

2つ目はできるだけ右回りで移動するようなイメージの方がいいと思います。前後だけの動きだと相手は焦点を絞りやすくなってきます。自分から見て左側に回ってしまうと(上段から見ると右側)内側に振ることになるので打ちやすいです。

上段からすると左回りに相手が回っていくと上段側は手が左側に開かないと打てないようになります。そうすると力が逃げてしまって打ちづらくなってくると聞いています。この辺は誰でも聞いたことがある内容じゃないかなと思います。

「上段に対しての構え方」これも色々あると思いますが、相手の左拳に当てる方法があったり、自分の構えを右面と右小手を隠しながら構えるような構えがあったり色々すると思います。

これは相手が嫌っていう方は自分が構えて右小手と右面を隠すような構えの方が「上段は狙うところが少ないから嫌だ」という風に言っておりました。

これの構えはどっちかというと防御の構えで「なかなか1本を取ることができない」というデメリットもあります。(梶谷はそんなことはないと思っている)小手や相手が来た時は擦り上げて面が打てますし。

ただ防御の構えに近いので審判としては「守っている、消極的」という風に見られてしまうことがデメリットとして上がります。

ここまでが上段の打ち方のざっくりとした説明となります。(文章と言葉だけで伝えるのは難しい…映像で届けれるように頑張ります!)

上段選手が強くなるために必要な3つのポイント

上段の強くなり方としては「握力」「振り切る力」「踏み込みの力」だと思います。やっぱり上段は手打ちになりがちになってる人が多いなと感じます。普通の正段もそうなんですけれども手打ちになったら、1本になりにくい、1本に見えづらいです。

なのでしっかり体から右足で蹴って左足に重心移動ができて踏み込みをしっかりすることが大事になると思います。

ポイントは3点です。「握力の強化」空手で振るために握力の強化をして振り切る力のスピードを上げていくことです。これは片手で小手面が打てるぐらいのスピードと握力になっていけばいいんじゃないかなと思います。

打突しにいくというよりも地面まで叩き切るぐらいのイメージで打った方がいいんじゃないかなと思います。重心移動に関しては右足で蹴る力の強化が必須です。この3点が重要になります。

あとは打つタイミングとかも全然違ってきますし、面技だけじゃなくて小手技や返し技が打てたりすると上段はやっていて嫌だなという風に思います。

本日は「上段の強くなり方、上段に対して」この2つのテーマでお話しさせていただきましたが、めちゃくちゃ分かりづらかったと思います。

ここで僕が今やろうと思ってるのが上段のすごい強いなっていう人と出会うこともなかなか難しいんですけれども、正代さんみたいな人にインタビューや稽古方法とか色々聞けたらいいなぁとか思っております。皆さん応援していただけると嬉しいです。

最後にお知らせです。

右手小判型の竹刀、彪雅シリーズこちら「今どこで購入できるんですか?」という声がInstagramの方でたくさんDMを届いております。こちらは現在ベースというショップページの方で販売しております。

※サイズは以下の通りになっています。
・彪雅2,彪雅煉獄,彪雅0 ⇨30(サブゼロ)〜39まで
・彪雅,彪雅3,彪雅final2   ⇨37〜39まで
・彪雅phantom,彪雅final,彪雅轟,彪雅円舞 ⇨39のみ

どういう特徴かはショップの方にお問い合わせてみることもできます。
人気なのは「彪雅2」「彪雅煉獄」で色味が変わった竹刀となっております。是非興味のある方はURLから覗いてみてください。

▼彪雅シリーズ竹刀ショップ ベースはこちら▼

本日も皆様にとって最高の1日になりますように!じゃあまたね!


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