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特許以外の情報をどのように収集・分析するのか?-Amazon編-(2021.3.21修正)

特許情報は構造化されたビッグデータであり非常に有益な情報源ではありますが、ビジネスへ活用する際は特許情報だけではなくマーケット情報、企業情報、財務情報、論文・文献情報といった特許以外の情報と合わせて総合的に分析することが必要となります。

今後複数回に分けて「特許以外の情報をどのように収集・分析するのか?」というシリーズで、様々な特許以外の情報の収集・分析方法の例について紹介していきたいと思います。

なお、知財業界では特許以外の情報のことを非知財情報・非特許情報と呼ぶことがありますが、私はこの表現が好きではありませんので「特許以外の情報」や「知財以外の情報」という表現を使っていきます。

ちなみに私自身、5年ほど前までは非知財情報・非特許情報という表現を使っておりました。また拒絶理由通知の引用文献で「非特許文献」という表現もありますので、私自身は可能な限り使わないようにしているだけだという点を付記しておきます。
https://www.jpo.go.jp/faq/yokuaru/patent/inyouhitokkyobunnkennqa.html

第1弾として特許以外の情報源としてのAmazonを取り上げます。

1. 分析対象情報源としてのAmazon

Amazonにアクセスしたことがない、使ったことがないという方はあまりいないと思います。書籍を中心とした様々な商品を取り扱っているECサイトです。

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たとえば書籍であれば、以下のような詳細検索メニューを使って書名や著者名、キーワード、出版年月などで絞り込みを行うことが可能です。

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特許分析プロジェクトにAmazonの情報って使えるの?と思われるかもしれませんが、使えます。もちろん私自身、毎回使っているわけではありませんが。

2. 特許以外の情報活用の2つのタイプ

私のAmazon掲載情報の活用方法について紹介する前に、Amazonの情報なども含めて特許以外の情報を活用タイプについて説明しておきましょう。

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