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サクっと調べたいときに覚えておくと役立つIPC・FI同士のAND演算のパターン
「知財情報を組織の力に®」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。
以前に「IPC・FI同士のAND演算は邪道なのか?特許分類同士のAND演算について考える」という記事を配信しましたが、
今回はその実践編です。ニュースを例にとりながら説明していきます。
この記事では
医療機器×人工知能
の組み合わせ技術について日本が遅れている点について触れています。
このような場合に、最初に分析母集団を作成する際にどうしたら効率的に「医療機器×人工知能」について調べることができるのか?
それは分野ごとに用いられるIPC・FIを覚えておき、そのAND演算をしてしまうことです。
まず医療機器を始めとしたメディカル・ヘルスケア関連については
A61 医学または獣医学;衛生学
G16H ヘルスケアインフォマティクス,すなわち,医療または健康管理データの取扱いまたは処理に特に適合した情報通信技術[ICT]
の2分野になります。医薬品についてはA61KやA61Pになるので、医療機器に限定したい場合は
A61B 診断;手術;個人識別
A61F 血管へ埋め込み可能なフィルター;補綴;人体の管状構造を開存させるまたは虚脱を防ぐ装置,例.ステント;整形外科用具,看護用具または避妊用具;温湿布;目または耳の治療または保護;包帯;被覆用品または吸収性パッド;救急箱
A61M 人体の中へ,または表面に媒体を導入する装置
A61N 電気治療;磁気治療;放射線治療;超音波治療
あたりに限定します。上記で取り上げた記事では医療機器となっているので、
医療機器=(A61B+A61F+A61M+A61N+G16H)
とします。次に人工知能ですが、ざっくりでよければ
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