人工たんぱく質・蜘蛛の糸のSpiber-注目ベンチャーの特許出願状況-
注目ベンチャー・スタートアップ企業の特許出願状況について紹介するシリーズを開始します。
各ベンチャー・スタートアップの出願トレンド(件数推移・技術分野別出願状況)をまとめるとともに、実際の特許リストをGoogleスプレッドシートで公開することで、ベンチャー・スタートアップの皆さまがたに実際に特許公報を読んで、慣れ親しんでいただく機会を増やしたいと考えております。もちろんベンチャー・スタートアップ以外の方々にも実際どのような出願があるのか確認いただければと思います。
第1弾は「有形資産と無形資産を裏付けとして事業価値を評価する証券化」スキームで250億円の資金調達を行ったSpiber(スパイバー)。
スポーツアパレル大手のゴールドウインや
建設分野向けの新素材開発で三井住友建設と共同研究したり、
資源問題・環境問題の解決に向けて期待が集まっているテクノロジーだと言えます。
国内出願トレンド
Spiberは現時点で117件の国内出願を行っています(2021年1月11日現在)。2007年設立ですが、設立間もないころから特許出願を行っており、2017年以降に急激に出願を強化しています。
技術分野別の出願動向について特許分類FI(ファイルインデックス)で見ると、
人工たんぱく質なのでペプチド関連の出願が最も多くなっており、次いで蜘蛛の糸である人造フィラメント関連の出願となっています。
ちなみにSpiberの最初の出願は再表2010/086990「DNAタグの構築方法」という出願でした。
国内特許リスト
こちらからスパイバーの国内特許リストを閲覧できます。
公報番号にはGoogle Patentsへのリンクを貼っていますので、以下のようにリンクをクリックすれば各公報の内容を確認していただけます。
なお、海外出願状況が気になる方はGoogle Patentのassignee:(Spiber Inc)検索結果をご覧ください。
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