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中国版IPランドスケープ「専利導航」-国家標準と国際標準-

「知財情報を組織の力に®」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。

先月開催されていた特許情報フェア&コンファレンスにて配布・オンライン上で掲載されている「知財情報&戦略システム No.26」にJETRO香港の松本氏による

という記事が掲載されていました。

以前、韓国に出張した際に、韓国人弁理士の方からは日本のIPランドスケープに似た概念として「IP-R&D」があると聞いたことはありましたが、中国にも「専利導航(中国語:专利导航)」というキーワードがあることをちゃんと認識していませんでした(以前、友人のTwitter等で見たことはあったと思うのですが、明確に記憶には残っていませんでした)。

詳細については、上述の「知財情報&戦略システム No.26」または

【香港発中国創新 IP 情報】進む、中国版IPランドスケープ 「専利導航」に注目を!~重要政策文書には必ず言及あり~

をご覧いただければと思います。

ちなみに、この「専利導航」は「专利导航指南」という国家標準「GB/T39551-2020」としてまとめられているとのことで、概要は中国特許庁(CNIPA)のウェブサイトから

また全文PDFについてはこちらから確認できます。

松本氏の論考と合わせて、今度中国語原文の方もじっくりと読みたいと思います。

ちなみに、中国はIPランドスケープや知財戦略について国家標準だけではなく、国際標準化も目指していて知財管理誌2022年1月号に掲載された「国際標準と知財戦略との新たな統合モデル─ISO56005標準化過程から見える中国の戦略─」も合わせて読んでいきたいと思います。

中国が主導したのは「ISO 56005:2020 Innovation management — Tools and methods for intellectual property management — Guidance」になります。


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