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稲刈と台風と共助

稲刈シーズン真っ只中、毎日町内のどこかで稲刈作業を見かけます。食卓に新米が並ぶのももうすぐ!でも台風の影響もあり、天候が一気に怪しくなってきました。どうぞ無事に収穫できますように!そして台風9号の災害被害が起きませんように!

今日9月1日は防災の日。これまでも様々な災害を通じて自然の脅威と防災の大切さを感じていますが、コロナ禍での災害発生時にはその対応や支援がこれまでと大きく異なることが懸念されています。
今夏に起きた熊本での豪雨災害でも、三密を避けるために避難所の収容人数が制限されたり、コロナ予防のマスク着用で熱中症の危険が高まってしまったり、ボランティアの受け入れや物質的支援がしづらい状況だったり、等々が実際に起きています。もちろん被災者の精神的負担もこれまで以上に増えているはずですし、支援する側の自治体などもこれまで以上の対応や心構え・事前準備が必要になります。三重県内でも「実際に熊本へボランティアに行きたくても行けない」という声や、オンライン上での情報収集による遠隔的支援の話を見聞きました。

災害発生時には、まずは自分(家族)の命は自分で守ること(=自助)が必要ですが、無事に生き残れたら身近な地域・組織・グループの人たちと助け合うこと(=共助)が必要になります。でもその意識や重要性を感じている人は決して多くありません。なぜそんなこと考えなきゃいけないの?それは公助の限界に加えて、コロナ対応による支援の難しさがあるからです。
自治体・消防・警察・自衛隊などによる災害支援や復旧活動(=公助)は、災害の規模によって迅速に対応できない場合があります。行政自身が被災してしまい、その機能自体が麻痺したり停止してしまうケースもあります。熊本の豪雨災害では職員のコロナウイルス感染により役所が閉鎖されてしまったこともありました。
以前から、個々の防災意識だけでなく地域や自治体・NPOなど支援団体等との連携の重要性が叫ばれていますが、コロナ禍でその必要性が格段に上がっていると感じています。その中でも特に「共助」における地域での対応力を高めることが、今後必要不可欠になってきます。でもご近所付き合いが少なくなってしまった今、その関係性が崩壊しつつあるのです。

アノウラボを立ち上げた理由のひとつに、地域コミュニティーの再構築があります。自治体等の公的支援のみに頼るのは難しいという現実もありますが、共助の関係性があれば防災以外にも様々なプラスがあると考えます。
様々な活動を通じて地域コミュニティーや住民同士の関係性を構築していくこと、それを「防災」だけではないテーマやキーワードでこれまでにはなかった関係性を構築していければ。アノウラボの部活動には、そんな想いもあるんです!
各部活動はHPやnote.の部活動紹介にも掲載していますが、他にも様々な部活動を立ち上げたいと思ってます。やってみたいことがある人はぜひ!アノウラボまでお声がけください。
そしていよいよ新米の季節、農家さんに感謝しつつ美味しい恵みをいっぱいいただきます!

https://www.anoulabo.com/

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