死産・復職|構える間のない、いろんな言葉。
会議中に涙が出てきた。
死産後の復職、2週間のこと。
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復職から2週間が経つ。
やっぱり、意外と、フツーに働けているって思っていたけれど、今日は涙がぽろぽろとこぼれてきた。やっぱり、意外と、大丈夫ではなかったみたい。
といっても、業務に支障はない。
特に問題なく働いている。
涙がぽろぽろとこぼれてきた会議には、産休に入った同僚がいた。
数年にわたる不妊治療をしている私は、職場の女性の無邪気さに傷つくことが少なくなかった。彼女たちに悪気はないんだけど、ね。よかれと思って言う発言が全然よくない、ってことに、彼女たちは気づかない。産休に入った同僚もその一人。
私は人の幸せを邪魔したくはないから、傷ついたことすら見せないけれども、結構つらいんだよ。
私も彼女と同じタイミングで産休に入るはずだった。
だけれど死産をした私は、職場にいなかったはずの時間を過ごしている。出産まであと数週間の時間を過ごしているはずだった。
彼女はいない。
それは、彼女の産休を表している。比較したってどうしようもないんだけれど、彼女の無邪気な発言、不躾な発言、そんなことがよみがえった。
やっと会えた。
と、その会議に出ている人に言われた。会わないで済んだら、無事に出産できていたらよかったんだけどな、なんて思っちゃった。その人が苦手なわけではないけれど、会いたくはなかったかな。それは我が子が無事ではない、ということだから。この発言だって、悪意がある発言ではないのに、いちいち傷ついちゃう自分がいる。誰も悪くない。
いろんな言葉をかけられる。
受け取り方次第だとも思うけれど、悪意はないんだろうけれど、構えてないタイミングでいろんな言葉に接するのは、やっぱり疲れるんだなって。配慮してくれって声高に言うつもりはないけれど、ね。
職場にも、とても優しい人もいる。
今日はとっても疲れたけれど、素敵な人に救われているっていう気持ちに意識を向けて、たっぷり寝よう。
私は私にできることをやる。ただそれだけ。