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2022年、ギリシャ旅〜天空の修道院"メテオラ"
さて、テッサロニキからメテオラのある街「カランバカ」へ着いた頃には太陽は沈みかけていた。
メテオラとは
メテオラとは、約600mまでにそそり立つ岩山の上に建つ修道院が広がるギリシャの世界遺産の一つ。
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ホテルへチェックインした時には既に19時。
しかし、ヨーロッパの夏の昼は長く、19時を迎えてもまだまだ明るい。
天空を照らす夕焼けを見る
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この調子だと、夕焼けまでまだ余裕がありそうだと思っていたら、ホテルのフロントの女性に「急がないと日が沈むわよ!」と言われ急いで夕焼けが見えるスポットまで車を走らせる。
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少しずつ日が傾き始めているが間に合いそうだ。
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左下に見えるのは、メテオラにある6つの修道院のうちの1つである、「聖ステファノス修道院」
目を凝らすと修道女らしき人が、庭の花に水をやっていた。
かなり高い断崖絶壁の上に佇む修道院を見ていると、神様みたいな存在が、魔法でも使ってつくり出したんじゃないかと錯覚しそうになる。
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ん、あれはもしや…!
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やっぱり猫だ‼︎
人間と一緒に、夕焼けを見ようというのだろうか。
それとも、夕焼けにはしゃぐ人間を見て何か思うことでもあるのだろうか。
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ギリシャ料理に舌鼓
夕焼けを見た後は、市内に戻り食事を取ることに。
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我らがリーダー、コタの直感に従い、ふと見つけた良さげな店へ入った。
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奥のテーブルでは、地元の人らしきおじさま達が、ギター片手に談笑中。
壁にぎっしり飾られた、数々の写真に、歴史を感じさせる今にも崩れそうな棚。
これは期待できるに違いない。
ギリシャ料理紹介
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こちらは、ギリシャの伝統料理の一つ「サジキ(τζατζίκι)」
硬めのヨーグルトに、ニンニク、オリーブオイル、塩やきゅうりを加えたもので、トルコや地中海周辺の国ではよく食べられている。
しょっぱいヨーグルトの食べ物というと衝撃的ではあるのだが、さっぱりとしたサワークリームのような味わいで非常に食べやすい。
これをフライドポテトにつけて食べると美味しすぎて手が止まらない。
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これもギリシャを代表する料理の一つ、「ホリアティキサラダ(χωριάτικη σαλάτα 」
写真には写っていないが、フェタチーズが入っているサラダ。
暑い夏の日の食欲を上げるのに最適な前菜だ。
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コタの両親は、食事を拒否する幼いコタを、毎回ドライブに連れて行って車の中で食事させていたらしい。
マリアは、人がコンタクトレンズを取り外す瞬間をどうしても見たいようだ。
くだらない話しかしていないが、夏の夜風に当たりながら高らかに笑ったあの時間の充実感は今でも忘れられない。
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お待ちかねのギリシャヨーグルト。
名産の一つである、はちみつがかかっていただが、このヨーグルトが人生で一番
と言えるほど美味しかった。
帰り際には、ギターを弾いていたおじさまたちが、「日本大好きだよ‼︎」といって送り出してくれた。
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ホテルのすぐ外の景色も圧巻である。
メテオラツアー開始
さて、前置きは長くなってしまったが、ギリシャ旅2日目は、いよいよメテオラを巡るツアーが始まった。
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ホテルの主人が作ってくれたアットホームな朝ごはんを済ませ、人混みを避けるために早めに修道院巡りへ出発する。
1、聖ルサヌー修道院
お1つ目は割と小さめな修道院である、ルサヌー修道院。
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写真から伝わる断崖絶壁っぷり。
いざ階段を登ってみると、なんだかあっさりと頂上に着いた。
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頂上では、二つの旗が風に吹かれていた。
右側に映る黄色い旗は、「ギリシャ正教会」の旗だ。
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ルサヌー修道院は、こじんまりとしていて15分ほどの滞在で終わった。
写真を撮り、足早に次の修道院へ向かう。
2、アギア・トリアダ修道院
こちらは、メテオラにある修道院の中で最大級の修道院。
調べてみると映画007のロケ地にもなったらしく、映画好きの私は大興奮。
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が、いざ車を降りると、修道院が小さく見えるほど岩が高い…!
この日、気温は35℃近く上がっていて太陽も眩しく照り付けていて、身体中がほてっている。
当然ながら電気エレベーターなどあるはずもなく、、、。
向こうから帰ってくる人達の顔を見てみると、汗だくでヘトヘトに歪んでいる。
絶対、きついじゃん…。
しかし、その中には4歳くらいの子供から、60歳は超えていそうな人もいた。
きっと頂上には、絶景が待っているはずだ!と、覚悟を決めて向かう。
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どんなに疲れていても、写真は全力で撮ります。
10分ほどゴツゴツした岩の階段を登っただろうか。
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眼下に見える人の姿の小ささで、「ここまで来た!」と気がつく。
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痩せ細っているわけではないが野良犬なのだろうか。
それとも修道院で飼われているのか。
人間の言葉は話さなくても、表情から私たちと同じく暑さでヘトヘトであることは分かった。
手元にあったペットボトルから水を与えると一生懸命飲んでいた。
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いざ到着!
修道院までの道のりがあまりに険しかったため、必要以上に書きすぎてしまったが、まあいいだろう。
ようやく頂上に着くと、広大な空、山、そして巨大な岩に囲まれた。
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この修道院では、かつてロープで作った「エレベーター」を使っていたらしい。
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これは、物の運搬が主な仕様目的であったらしいが一回くらいは人を乗せたこともあるんじゃないかな、、、
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巨大な自然の中で、天に向かい神に祈りを捧げる修道士が生活を送る。
この場所は、地上よりもずっと遥かに天に近い。
人々は、神への距離も縮めることができるとでも考えていたのだろうか。
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連れて来てくれたコタ、改めてありがとう。
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ひとしきり満喫した我々は、また次の修道院へと急ぐ。
なぜならまだお目当ての修道院が4つあるのだ。
現在、2つの修道院を巡ったのだが今回の記事はここまでにする。
本当は、もっと一気に書きたいところなのだが、いかんせんギリシャの旅が充実しすぎていて、どうしても記事を分けざるを得なくなってしまう。
次回はメテオラツアー後半、そしてその後は「カヴァラ」という街での思い出を記していきたい。
私ごとですが現在、就職活動中です。(社会人になるって本当に大変だな、と感じています…。)
これからも更新頻度が安定しませんが、等身大の私の旅行記を楽しんでいただけると嬉しいです。
では、чао🎊
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