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形の変わらないものとは?

とある小説を読んでいたのだが、缶コーヒーの丸い形状に対して、過去からずっと「形の変わらないもの」として「完成形は常にシンプルであり、そして美しい」と言及しているのが面白かった。(その小説は今から約80年先の近未来について描いている)※追記に詳細あり

おそらく、このような普遍的に通ずる物の価値観は他のものにも当てはまる話ではないかと思ったが、例えば「人間の身体」はまだ形そのものが変わらないものとして受け入れられている。

(某有名な鷹のポーズw 野生において、戦いとはまず身体を大きく見せ合うことから始まるのだ!)


ただ、未来になれば“拡張身体”としてテクノロジーにより人間の五感は更に広げられるかもしれない。(→すでにカメラなどで遠くのものを見たり記録したりなどはできているので、次はアバターを使った身体そのものの置き換えとなるだろうか?)

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この「形の変わらないもの」と、自分が得意としており積極的に関連できそうな分野が何かないか考えてみた。

例えば、人間関係の円滑な構築の仕方の必須要素についてとか

(もしもし??明日の15時にウニの発注お願いします!→昔こんな間違い電話が掛かってきたのを思い出した 苦笑)


おそらく人と人が分かり合うためのコミュニケーションは、時代が変わろうと必要とされる技術として残り続けるだろう。(多分人が孤独を感じて悩む限り)

であるならば、他者とのコミュニケーションにおいても「丸い缶コーヒー」のように形が変わらず、シンプルで普遍的といえる価値があるものについて何か気付くことができれば、自分の強みは更に活かせるようになるかもしれない。

この分野について、まだまだ深掘りする価値はありそうだと興味深く感じている。


※追記

冒頭で言及した小説は
百年法」(山田宗樹 2012年 角川書店)という小説である。

簡単な内容を紹介すると

人類は不老(不死ではない)の技術を手に入れ、老化しない身体を手に入れることが可能となっている世界の話である。
とはいえ、身体が老化しなければ社会の内部も促進しなくなるのが容易に予想が着く形となっており、割とディストピアな世界観となっている。

そのような世界の中で、必要悪として寿命を100年ときっちり法律で定めた結果、社会にどのような影響をもたらすのか?を主題としている。

(ディストピアと聞くとやはり1984年あたりが有名だろうか。大体ハッピーエンドに終わらないし、暗いんだけど心惹かれちゃうものがあるんよね~。何でやろ?)

不老によって家族の概念が変化している様とか、割と自分のやってるNPOの根っこの部分とかとも感覚的に重なってるところがあったりして、結構興味深く読めた。

中々面白かったのでおススメ。



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shingo hiraga
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