見出し画像

池仁仁←

・「今年最初のセミの翅を 二人もぎ取って」

・ニイニイゼミとその抜け殻。と思いきや、中身が入っているように見える。ニイニイゼミの幼虫は土を纏っていた記憶があるので、別個体なのだろう。羽化不全か…南無。

ニイニイゼミ

・人を誤答に導きたいとき、そのひとつ手前に、分かりやすい嘘の答えを置いておくとよい。引っ掛け問題を見抜けたという優越感から、ろくに検証もせず誤答に飛びつく。
優越感は冷静さからほど遠い、一種の自失状態だ。自分が優越感を感じているときは最大限注意したい。誰かにコントロールされている可能性がある。

・「輪郭がくっきりしている虫は触れる」という意見。なんかわかる気がする。甲虫はいける。セミやカマキリはギリセーフ。バッタはギリダメ。芋虫はダメ。外形線を描くペン先の太さで決まっているのかも。

・ダーツにおいて、"狙う"というのは気持ちの問題ではなく、技術の問題だ。それに関して、サイコロを用いたたとえ話を聞いた。いわく、「お前は6を狙ってサイコロを投げているようなものだ」とのこと。言い得て妙だと思う。つまり、狙っているつもりになっているだけで、実際には運に任せているだけ、祈っているだけだということだ。それで6が出たとしても、狙ったから出たわけではなく、ただの確率である。身につまされるね。そういう人に限って表情だけは真剣なんだよな。

・秋葉原のUDX1階に入っているスーパーが好き。名前は意識していなかったが、福島屋というらしい。ここは惣菜がおいしい。鳥の唐揚げがうまい店は信用できる。ドーナツもしっとり系で好きなタイプ。本当はチョコチップドーナツが好きなのだが、最近見ない。野菜もしゃきしゃきしていて、一品買いたくなる。スイーツも充実しており、ブラウニーとか、チョコの瓦割り(伝われ)みたいなのとかも揃っている。店内も木目調で明るく、漠然と快適な印象が残る。行動経済学の妙だ。

外のベンチで食事(暑い!)

・子供の頃にテニスの壁当てをしていた…している上級者を見ていた公園の壁が、格子で封じられていた。まあ通行人に当たったら危ないもんな。仕方あるまい。
ときに壁当てをしていた上級者たちは、あの後もテニスを続けたのだろうか。小学生の頃だから、あの人たちは高校生か、中3くらいだったのかもしれない。テニスを習っていた自分から見ても、かなり上手かったと記憶している。部活のエースくらいにはなれたのだろうか。

盤面ロック

・スキニーパンツの流行でスリ師が困っているらしい。抜きにくいそうだ。

・何も言わないとレジ袋がもらえない、というシステムにまだ順応できていない。後から袋だけ会計し直している。俺は別にいいんだけどね。後ろの人に迷惑なんじゃないかな? かな?(レナ)

・「人の命が懸かってるんですよ!?」「僕の命は懸かってませんから」

・新宿のとある薬局に寄った。足を踏み入れた瞬間、思わず店内を見渡す。ハワイの匂いがするのだ。なんてことないチェーンの薬局だが、まごう事なき南国の匂いを充満させている。綿密な現場検証の結果、答えが導かれた。これ、単機で稼働する急速冷風システム(銀色のゾウみたいなあれ)の匂いなんじゃないかな。ダクトから出る空気に、日焼け止めやオイルの匂いが混ざってハワイが生成されているような気がする。

・マックで会計800円を超えてくるとビビる。でも油断すると結構ある。なんかマックって670円くらいじゃなかった? 隔世の感。

・デパ地下が苦手だ。人混みと食べ物の匂い。情報過多で気分が悪くなる。回路が重くなり、通路の真ん中に突っ立っていると、人がぶつかってくる。邪魔だ。

・「一周目終わった後に仙人に褒めてもらおうとするな」って表現めっちゃ良いな。確かに、倫理観が問われる場面において、内なる善性に従うというよりも、見えない神様の顔色を伺っていることがある。餌をちらちら見ながら興味ないフリをするのは、謙虚さではない。無欲な人間が報われるのは、ひょっとしたら寓話だけなのかもしれないぜ。
(※ニュース! オモコロウォッチ 080回より)

・毎度のことながら、あらゆる人間関係を恋愛の文脈に絡め取ろうとする風潮に辟易する。好意を雑に恋愛感情に変換すな。そもそも一対一の婚姻制度がまやかしなのだ。既存の枠に当て嵌めず、お前だけの人間関係を命名しろ。

・『化け猫あんずちゃん』を観てきた。かりんちゃんがクソガキすぎて面白い。こういう、苛立ちを他者に迷惑をかけることで解消しようとする奴は年齢を問わず2、3発ぶん殴っていいと思う。アニメ映画は子供の精神的な成長を描かなければならないというルールが制定されているのだろうか。
スクリーンに夏休みの空気感が広がる。海辺の田舎町と、人間の生活に溶け込む妖怪たち。あんずちゃんは思ったより大きかった。良いなあ、化け猫。俺もなりたい。

・俺は苛々することは少ないが、それはそうと世界全体のことを許していない。世界を許すためには、思春期の苛立ちを正しく経験し、乗り越える必要があるのだろう。

・「お大事にどうぞ」の代わりに発音してもギリギリバレなそうな台詞ランキング1位「菩提樹に籠城」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?