見出し画像

祇園祭2024

2024/07/13〜15 京都

・駅に着くとお囃子が聴こえてくる。盛況だ。音を辿ると、お土産物屋のスピーカーから流れてるだけだった。

・ホテルはインターゲート。まだ新しく、内装が現代的だ。ツインルームの片方を得たのでベッドが広い。一階のロビーでは常に何かしらが食べられる。朝はスムージー、昼はスイーツ、夜はお茶漬け。氷入りの冷出汁お茶漬けは美味。

ホテルのロビーにて。思案げなフクロウ

・四条通を花見小路に折れて少し、マメトラにてでぃなー。日本家屋をアレンジした店内は暗くて静か。万願寺唐辛子がおいしい。ピーマンは好きじゃないが、パプリカは好き。さらにその上に万願寺唐辛子がある。

小路に店構え
万願寺

・コース料理にアンコールあったら面白くない? 「もう少しだけ遊んでやるよ」みたいな。

・城特有の涼しさってあるよな。エアコンを使わない、構造に由来する涼しさ。空気を冷やすのではなく、熱を入れないことで気温を保つ技法だ。モルグなんかも同じ類の涼しさなんだろうか。

・祇園祭といえば乱立する鉾。鉾というのはつまるところ神輿だ。町内ごとに鉾を作って、それを行進させる。他の町内よりも目立たせるために、鉾に工夫する。蟷螂山が人気なのはさもありなん。カラクリ仕掛けのカマキリがだんじりに乗って大立ち回りしてたらそりゃ目立つわな。

・ホテルの側にある西谷鉾に登った。鉾は隣接した事務所と二階部分で橋渡しされており、1000円払うと内部に入ることができる。鉾の上部には小さな舞台が設置されており、そこで太鼓の演奏をしている。町内会の名手たちだ。面構えが違う。みんな死んだ表情でテコテコ叩いている。

・かりん美人水は変わらず美味しい。沈殿したかりんシロップが陽炎のように揺れる。下鴨神社の手前、河合神社で飲める。

かりん水

・旧三井邸を見学。美味しい抹茶をいただく。財閥解体って庶民からしたら胸のすく話かもしれんが、財閥側からしたらたまったもんじゃないよな。頑張って稼いできたのに取り上げなさんな。

マ!

・ITHO DININGにて夕食。木と石を基調としたシックな店内だった。窓際のライティングが雑誌のそれ。何を撮っても雰囲気が出る。

シックな肉
シックな指輪(宣材写真?)

・Holly's cafeというチェーン喫茶をよく見かける。ガラス張りに赤いデカデカとしたロゴが目を引く。レトロアメリカンちっくでかわいい。

・マエダコーヒー。入ってすぐ右に巨大な焙煎機がある。メニューも豊富。龍之介というコーヒーとフルーツタルトを頼んだ。今度はカツカレーやナポリタンも食べたいな。

フルーツタルト

・鴨川ってどこまでマジで水遊びしていいのかな。見る感じ水着になってる人はいないけど、特に禁止もされてない気がする。浮き輪で浮いてたら御用でしょうか。

上流は綺麗

・四条を中心とした狭い範囲に数々の鉾が立ち並ぶ。やはり人気のある鉾はかっこいい。

放下鉾
長刀鉾
蟷螂の提灯

・書店をそぞろ歩いていると、短髪サングラス白スキニーのお兄やんが横に来た。そして絵本に夢中になっている子供を「ミア!行くで!」と呼びつけていた。いかにもすぎる。やっぱヤンキーの子供はミアよな。

・祇園は鍵善良房本店にてお茶。入り口の狭さからは想像できないくらい、店内が広い。奥の喫茶スペースなんかはちょっとした食堂くらいある。創業以来の歴史を感じさせるモニュメントが配置されており、壁一面に舞妓さんの団扇が飾ってある。くずきりが絶品だ。初めてつじ田のつけ麺を食べた時くらいの心の動きがあった。また来たい。つじ田も食べたい。

エーハイム? 否、くずきり

・鍵善良房の社長は15代目らしい。創業は1726年とのこと。子供の重圧すごいだろうな…。「俺、ミュージシャンになるわ」「ばっきゃろー!!」みたいなことにならないのだろうか。

・八坂神社にて射的。ラムネを3個手に入れた。八坂神社って混みすぎてて本殿までなかなか辿り着けない。屋台の密度が異常だ。

・デモに遭遇した。デモが通っている間、信号が長時間赤のままだった。信号ってこんな簡単にコントロールできるんだ。

・東華菜館で早めの夕食。テラス席に通された。外は世紀末の大雨だ。テント式の天井はあるが、横から雨が吹き込んでくる。飛沫を頬に受けながら食べる中華は、あまりに美味しい。白く煙った山々に鳥居の朱が点在する。

酢豚
京都、沈没

・東華菜館でギリギリまで粘って、雨足が弱まった隙にタクシーで京都駅へ。そんなに名残惜しい感じはしない。どうせまた来るからね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?