見出し画像

ベランダビオトープ2024夏

マンションのベランダでビオトープを管理している。

ベランダビオトープ(斜めから)
上から

ビオトープに対する憧れは子供の頃からあって、それに類するものをいくつか作ってきたが、本格的に始めたのは去年の夏前だ(だった気がする)。つまり一年経過したことになる。
ビオトープの仕組みは単純で、いわゆるトロ舟と呼ばれる、佐官業者が使う緑色のデカい箱を水槽代わりにし、そこに砂利やら赤玉土やら流木やらを投入して環境を作った。陸地部分には花菖蒲を植え、水部分には水蓮を沈めてある。参考書には、エコトーンを設定するのがポイントとあったので、それに従って、陸地と水の間を緩やかなスロープにした。
生体はその時に手に入ったものをポイポイ入れている。ヒメダカやミナミヌマエビ、貝類、ジャンボタニシも入れた。本当はカエルやイモリなども投入したいが、トロ舟のサイズが足りないし、移動されても困る。それは将来的な目標にしよう。
そんなわけで現在の状況。
まず、ミナミヌマエビがめちゃくちゃ増えている。確か投入したのは去年の秋頃で、10匹入れたはずだ。その後姿を見なくなり、全滅したと思っていた。それがどうだ、今年の梅雨頃から、急にエビだらけになった。写真に写すのが難しいが、体感、真上から見て10cm×10cm四方以内に3匹はいる。水草の陰に隠れている分もカウントしたら、優に100匹は超えているのではないか。何がきっかけなのだろう。日除のために簾を設置したのが良かったのか。

ミナミヌマエビ(水面にピントが合ってしまい、写真に写すのは不可能だ。気配だけでも伝われば上々)

そして、アナカリスが増えている。水面を覆い尽くす勢いだ。エビ増殖の一助になっている気もする。最初は、他の水槽で余ったアナカリスを2、3本適当に投げ入れただけだった。気づけば分枝につぐ分枝。植物の成長速度には目を見張るものがある。近いうちにトリミングが必要になるだろう。観察していて気づいたが、簾を設置していない側に向かって伸びている。もしや太陽光が成長を促進しているのでは…!?

アナカリス

なおメダカは消えた。暑さで全滅したか、あるいは鳥に食われたか。
今年こそは水蓮の花を拝みたい。水上葉は育っているが、開花まで行くかどうか。
前述のとおり、簾を設置した。利点としては太陽光を遮れるため、水温の上昇を防げる。鳥による食害も減らせるかも。反面、トンボなどの飛来を妨げてしまう。また蜘蛛の巣が張られる。これはよく観察すると面白いので、利点に分類してもいいかもしれない。
ビオトープは水の循環がない。水温の上昇が致命的なダメージとなる。簾がベストかは分からないが、何かしら対策を講じる必要はあるだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?