第7期指す将順位戦 vs.じっきょーさん

皆さんごきげんよう

今期も指す将順位戦に参加させていただくことになりました
主催・運営の皆さま、何卒よろしくお願い致します

指す順に参加するのは通算4期目ですが、今まではあまり芳しくない成績…
特に第4期と第6期は成績下位でB2との入れ替え戦に勝って何とか残留という、まさに首の皮一枚状態

なので今期は高望みせず、指し分け以上を目標に頑張ります!


第1局

本局のお相手はじっきょーさん
前期も対局していて、その時は四間飛車にボコボコにされました😭
棋風は純然たる振り飛車党で、主に四間飛車を指される印象
居飛車側が穴熊を提示した瞬間に攻めかかる的な将棋が多かったので、急戦かミレニアムのどちらかにしようというのが戦前の作戦でした


対局

△94歩で穴熊にはしづらくなった
おとなしく▲9六歩と端歩を返す

日頃の行いが良かったのか、今期指す順は先手でのスタート
事前の想定通り居飛車対四間飛車の対抗形となりました

本局の相棒はミレニアム

△6二玉のまま駒組みを進めてきそうな雰囲気が漂ってきたので、急戦は分が悪いと判断
第二の選択肢、ミレニアムを採用しました

1回目
2回目

お互いになかなか手出しができない序盤戦
後手のじっきょーさんが千日手を打診してきます

千日手を打開も精算は持てず

先手番だし第1局から千日手に逃げるようじゃお先真っ暗だなと思ったので回避してみました
ただ、
・消費時間に1分差がついたこと
・△3二飛の味がよく次に何を指していいかよく分からなかった
という2点から「あまり面白くない序盤にしてしまったなぁ…」と感じていました

正否不明

△3二飛に▲4六歩と対抗し本格的な戦いの火蓋が切って落とされました
対局中考えてたのは△3五歩▲2六飛△3六歩▲同飛△同飛▲同歩△4九飛▲4一飛△5三角
先に桂香を取れますが、どちらの囲いが固いかよく分からなかったのと、将来的に端攻めされた時に5三の角がよく働きそうだったので、そう指された時の正否はよく分からないです

見た目だけカッコいい手

本譜は▲2六飛に△4六歩で大決戦は免れました
そして一つ目の勝着だと思うのが61手目▲3一角成
別に△同飛▲4四飛でただの角交換になりますが、第1局というメンタル的に後ろ向きになってもおかしくない状況で(見た感じ)大技を繰り出せたのは、良い感じにリラックスできていたということの現れなのかなと思っています

この活用は全く読めてなかった
振り飛車党の人って筋が良いよね

ただ本譜は△4五歩▲同飛△3三桂と振り飛車の鍵である左桂を上手く活用されました
当然▲4六飛ですが、将来の△4五桂が馬取りにもなるのでビッグパンチに気をつけなければいけないスリリングな中盤戦になりました

ここで差がついた気がする
2つ目の勝着

馬が生き残った分だけ少し指しやすいのかなと思いながらやってましたが、初めてはっきりと優勢を意識したのが71手目▲2三馬
△3五飛▲3六歩△2五飛▲3四馬で飛車角のどちらかが確実に取れる状況になりました

71に逃げ出せない王様は実質壁形
壁形には端攻めが有効(だと信じてる)

ここで居飛車党の常套手段である端攻めを決行
ただ最善ではない気がします
ミレニアムなんで反動がキツいですし、ある程度ゆっくりした方が勝つ確率は大きかったと思います

妙手

ただこの瞬間が甘いとばかりに打たれた△5五歩がとても良い手でした
▲同馬or▲4六飛車は馬の頭に香車を打たれて差が詰まりますし、▲同飛は7六への効きが減ります

次に△9七歩成とされると相当危なくなる

端をごちゃごちゃされるうちによく分からなくなってしまいました
形勢不利を感じるほどではないですが、棋力が高い人ならもっと早く決着をつけることができた局面なのかなと思います

決めにいく

角のタダ捨てで寄せに向かいました
ただこの手が最善かどうかはわかりません

飛車は取られるも…

ここまで来ると相手玉はほぼ受けなしだと思います

詰み

▲9三桂までで投了
113手で勝利という結果になりました
以下は△9一玉に▲9二香まで


感想

一局を通してこちらが大きく形成を損ねる局面は無かったと思います
ただ序盤は少し作戦負け風味でしたし、良くなってからも端の折衝に手こずったりと反省点の多い将棋でもありました

対局していただいたじっきょーさん、本当にありがとうございました
これで1勝同士なので、またどこかで対局できればとても嬉しいです

次局も頑張ります!

※見出し画像は対局前日に気合の入った表情を見せるアノニマス(ほろ酔い状態)

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