第7期指す将順位戦 vs.冴えない笑顔のオーノさん
ピースの角度は△4五角❣️
どうも、横歩大嫌い男です‼️
今日は6月25日(土)に行われた第7期指す将順位戦2回戦、冴えない笑顔のオーノさん戦の自戦記を書いていきます
第2局
本局のお相手は冴えない笑顔のオーノさん
居飛車党で、相居飛車だと矢倉をメインに指されるイメージ
自分が先手なら三間飛車にして、後手なら矢倉になるのかなと予想していました
僕の基本的な考え方として、対振りとか対横歩取り(それこそ△4五角戦法)とかだとゴリゴリに事前準備をしますが、それ以外の戦法なら相手の指し手についていこうってのがあります(とゆーか矢倉の事前準備なんて手が広すぎて出来ねぇよ!)
ということでオーノさんの棋譜をいくつか確認し、癖というか大まかな傾向を掴むことに注力して対局に臨みました
対局
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どうやら日頃の行いが悪かったらしく、本局は後手番での戦い
飛車を振ることも一瞬考えましたが、手も足も出ずに負ける可能性が高いと判断し回避しました
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ここまで38秒しか使っていないことからも矢倉を指し慣れてることが伺える
右銀の動きを保留したまま▲6五歩が面白い構想
相矢倉は何百局も指してきましたが、こうやって指されたのは多分初めてです
後手番ということもあり、こちらはだいぶ消極的な駒組みを強いられることになります
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▲5五歩で戦いの火蓋が切って落とされました
形勢はまだまだ互角だと思いますが、消費時間が既に2分差もついており、心情的にはやや苦しいと思いながら指していました
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とにかく本局のオーノさんは積極的
どんどん駒を前に出してきて、その強烈なプレスに押されてしまいました
感想戦で『序中盤は少し先手の方が指しやすかった』とお互いの認識が一致したのも、ここら辺の印象によるのかなと思います
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ただその認識が目に見えて現れ始めたのがこの局面
すでに待ち時間も使い果たしており、ソフト的には3〜400点差ですが心情的には1500点差くらいのものがありました
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ここで△4四角とできていれば互角に戻っていたby水匠5 だそうです
確かに先手陣は飛車の打ち込みに弱い形をしていますね
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後々、ここで持ち歩を1枚失ったことが響くことになる
本譜は△5六歩▲同金をいれてからの△4四角
これだと飛車交換の筋がなく、やはり先手有利のまま終盤に突入します
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飛車をズバッと切れたのが一つ目の勝因
評価値も形勢もまだまだ互角ですが、少し苦しい状況でこういう大技を繰り出せたというのは、こ、駒たちが躍動する俺の将棋を皆さんに見せることができる一つの要因になったのかなと思います
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ソフトの最善ではありませんが△3七歩成も個人的に手応えのある一手
寄せの手であることは勿論、将来飛車を打ち下ろされた時に△3一歩でシャットアウトする狙いもあります
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形勢好転を意識し出したのがこの辺り
狙いとしては△5八飛として寄せを継続させつつ、5一にいる龍を抜いてしまおうというもの
5一の龍に紐をつけつつ後手玉に詰めろをかける手段が中々難しく、事実、評価値でもこちらに形勢の針が初めて振れました
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直後の▲4三銀がおそらく敗着
△5八飛から精算し、銀を抜くことに成功しました
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しかしここですんなりと決めきれないのが悪い癖
本譜の△6七銀打では先手にカナ駒を2枚渡すことになり相当危険でした
代えて△5九飛とし、▲8八玉なら△8九銀、▲6九角なら△6八銀(1)▲8八玉△6九飛(2)▲同金△同金▲同玉△5二飛成でいずれの変化も明確に後手勝ちとなります
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先手の持ち駒は角角金銀歩が7枚
これだけあっては詰まされても文句は言えません
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しかもこちらは持ち歩がゼロ
ここで歩合いができればなんでもないですが、歩どころか桂香すらない状況に血の気が引く感じを覚えました
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運があったのかツキがあったのか
本譜はギリギリ詰みませんでした
ソフトにかけてみましたが詰みを逃されたというわけでもありませんので、本当にギリギリ詰まなかったということです
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△2二玉までで投了
122手で勝利という結果になりました
後手玉に詰みはなく、先手玉は必至
感想
序中盤にずっとリードされていたのは反省点です
ただ大きく差をつけられることはありませんでしたし、最終的に勝利することができたのでそこは良かったです
対局していただいた冴えない笑顔のオーノさん本当にありがとうございました
また機会がありましたらよろしくお願いします🤲
次局も頑張ります!
※見出し画像は通天閣に行った際に顔ハメしたビリケンさん像