1日で黒人男性の局部を2回見た話
もてない私も海外に行くともてることがある。
インドでは初対面の日本国籍目当ての男に結婚を申し込まれ、私の金で日本でインドカレー屋をやりたいと夢を語られたし、トルコの宿では従業員に「ヘイ日本人女!そこの倉庫でセックスしようぜ!」と言い寄られた。そこはせめてベッドの上で頼むよ。
1本目の局部
なかでもキューバでの体験が衝撃的だった。
ある朝、まだ人や車の往来も少ない時間帯、一人で街中の路上を散歩しているときだった。空き地にふと目をやると、10メートルほど先にひとり黒人男性が立っていて、こちらを見ている。
じっと見つめてくるので、ついこちらも見つめ返してしまう。ふと目線を彼の下半身に向けると、小ぶりな大根サイズの局部がコンニチハしていた。補足すると、勃起はしていなかった。
一瞬状況が理解できなかったが、野良猫でも見かけたかのようにナチュラルに目線をそらしてその場を立ち去った。
これが1本目の局部だ。散歩は続く。
2本目の局部
日はだいぶ高くなった。海岸沿いの通りに出る。防波堤を見つけ、そこに腰掛けて休憩することにした。地元のキューバ人たちも、海を眺めながら思い思いの時間を過ごしている。
視線を感じた。少し離れて隣に座った男性の視線だった。
てっきりアジア人の私をからかう目線かと思い、横目で気になりながらもしばらく無視していたが、視線は逸らされない。何よ!と思い彼を見ると、局部がコンニチハしていた。さっきの局部より一回り小さい。補足すると、勃起はしていなかった。
これが2本目の局部だ。
特に声を掛けられるわけでもなく、連れ去られそうになるわけでもなく、ただただ局部を見せつけられた1日だった。
当時を回顧して思うこと
彼らに申し訳ないのが、「キャーッ」と恥ずかしがるリアクションをとってやれなかったことだ。もてないので私生活では局部を目にする機会はそうそうなかったが、職業柄、老いも若きも様々な男性の局部を見た時期もあったのだ。あと、洋物AVでも予習済だった。「ああ、そんな感じね」くらいの心境だった。ごめん。
あれは「セックスしようぜ!」という求愛行動だったのだろうか。にしても、ちょっと直球すぎやしないか。
確かに私は肉付きが大変良いし、お尻もでかい。そういう体型の人がもてる人種や国もあると聞く。
日本ではどうあがいてももてないので、この出来事も数少ない「もて」にカウントさせてほしい。
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