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[vol.2] 上には上がいる

前回予告の通り、(前回の話はこちらから)
自由気ままな好き放題JKが壁にぶつかります。

井の中の蛙ちゃん

高校入学当初の私は、
タイトル通り”井の中の蛙”でした。

小さい頃から両親が勉強できる環境を整えてくれたり
小学受験・中学受験も経験させてくれて
それなりに勉強はしてきたので中学まであまり苦労はしませんでした。

中学生の頃も、
1番ではなかったもののテストの成績は悪くなかったし
割と勉強はできる方なのかも、と思ってました。
(なんて小娘…😩)

ずっと行きたい高校があったので、高校受験も頑張って
地域で一番の(と言われている)高校に合格することができました。
とっても嬉しかったのを今でも覚えています。


蛙、井戸でのんきに遊ぶ

高校に合格した私は
入学できたことに満足していました。

授業もちょっと難しいかもと思ってましたが
まあなんとかなるでしょ。そのうちできるようになる。
と考えて、分からなくてもほったらかしにしていました。

そんなことより様々に開催される学校のイベントや
友達との寄り道や部活を楽しむことに勤しんでいたんですね
この頃の自分にあったらこう言います。
「お願い、1日1時間でいいから勉強しよ?」

そうこうしているうちに初めてのテストがやってくるのです。


蛙、あの言葉を信じてしまう。

高校生を経験された方ならわかると思いますが、
テストの時期になるとある言葉が流行りますね。

「ねえ、やばい。全然勉強してないんだけど」

これには大抵2パターンの意味があります
(1)(自分が納得の行くまでは)全然勉強してないんだけど
(2)(本当に)全然勉強してないんだけど

私の周りの友達は(1)だったんですね。私は(2)でした。
でも私はみんな(2)だと思ったんです
んなわけないですよね、当時は純粋だったんです多分


蛙、大海に気づく

さあ、テストが終わって解答が返却される日になりました。

名前を呼ばれて解答を受け取り、
点数を見て数秒思考停止しました。
確か30点くらいだった気がします。

それから我に返ってこう思いました。

「高校の数学ってこんなもんなのか…
 なんかみんな騒がしいし、
 みんなも自分の点数にびっくりしてるのかなあ。
 だって勉強してないって言ってたし!」


席に戻るとこんな会話が聞こえてきました。

「ねえ、やばい。70点だったんだけど…」
「私も。こんな低い点数とったの初めて…泣きそう。。」


…はい?

…ん?
…え?

…70点が低いなら私は何なんだ?
え、てか70点って全然いいじゃん!何言っちゃってんの!?


蛙、悟る

そして分かったんです。

自分が別に頭がいい人じゃないってことを。
みんな実はちゃんと勉強してるってことを。
上には上がいるってことを。

正直ショックでした。
自分は頭がいいと思っていたし、プライドもだいぶ高めでした。

あなたはできないんだ。って言われてるような気がして
すごく悔しかったです。


蛙、悪い方向に開き直る

私は中学受験で不合格を経験しています。
そのときも悔しくて悔しくて号泣しました
それをバネに中学の3年間勉強して
高校受験でリベンジを果たしました。

こうやってその悔しさを原動力にすればよかったんです。

当時の私はひねくれていたんだと思います。
大海を知ってどうしたのか、

(あー。私できないんだ。みんなできる子たちなんだ
 じゃあもういいや。)

これはだいぶ大きなミスを犯したと今でも思います。
考え方、捉え方を間違ってしまったんです。
プライドを一気に崩され、完全に自信を失ったのだと思います。

初めての挫折でした。


蛙のそれから

それから悪い方向に開き直った私は
相変わらず勉強はせず、とにかく高校生活を楽しんで
忘れようとしていました。

当然テストの成績はどんどん下がっていくのはいうまでもないですね。

次回、挫折を経験した蛙が
大海を漂いながら島に漂着する話です。

vol.3 「聖書との出会い」です

ここまで読んでくださった方ありがとうございました!


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